今日の月(早朝)2014/12/06

141206_17103月
日付は変わってしまいましたが、今夜二度目の月撮影です。3:40過ぎ(30時間制だと27:40過ぎ)、太陽黄経差171.03度、高度が24度のお月さま。だいぶ低くなり、アパートの屋根ギリギリでした。

特に冬は建物から熱が出て像を悪化させるため、普通は建物近くで撮影したりしません。今は普通じゃないから、これでも精一杯の努力です。それはともかく、思ったほど像は悪くはありませんでした。寒いせいでしょうか。気温はマイナス2度くらい。今朝は「この冬一番の…」というセリフがテレビでたくさん流れるでしょう。寒いけれど、それに見合った美しい月夜でした。

ほとんど丸に近いから、6時間前の月とあまり変わりませんね。左端の明暗境界をじっくりみればやっと分かる程度。西に傾いた月は、半日あまり経ったら今年最後の満月になって東に現れます。

参考:
アーカイブ:月の形(黄経差144度以上、180度未満)

今日の太陽2014/12/06

20141206太陽
今日も朝から青空です。11時の太陽はこんな姿。特に変わったものは見えません。左側にやや大きめのプロミネンスが見えています。右に寄った黒点の近くに明るい部分が見えますね。この黒点(AR2222)の近くでは時々小規模の爆発=フレアが出るようです。その名残(兆し?)でしょうか。

今日の月(夜)2014/12/06

20141206_18004月
今年最後の満月を迎えました。夕方から雲が出て邪魔されましたが、満月の瞬間から3分遅れの21時半に何とか撮影できました。太陽黄経差180.04度、高度は58度ありました。久しぶりに気合いを入れて満月に向き合いました。満月の光は体中に染みこんでくる感じがします。

よく見ると上側がごくわずかに欠けていますね。満月は必ず上側(北)か下側(南)が欠けているんです。どちらかを通って上弦から下弦の時期へ移るんですね。

20141128小惑星9422
今夜はこの月とほぼ同じ方向に、かすてんさんが私の名を付けてくれた小惑星が光っているはず。その小惑星9422は、近年だと今夜が一番明るくなっている計算です。満月がなくても肉眼どころか大望遠鏡でないと写真に撮れないほど暗く小さな小惑星。でもその微かな光は月光と共に地球に届いているのでしょう。病気と闘ってきた長い日々、忘れられないたくさんの思い出と共に今夜も空を見上げています。


(右は星仲間のほうきぼしさんが11月28日に撮影してくれた小惑星9422。)
参考:
アーカイブ:月の形(黄経差180度以上、216度未満)