昨日は悪天で月と土星の大接近は見えませんでしたが、今朝は土星より低い位置に極細の月が見えるはず。幸い夜半には雨も上がり、クリアな星空になりました。ただ大気の流動は続いているようで、カメラの液晶でも月の像が揺らめいてます。像は悪いですが取りあえず撮ったのが左です。太陽黄経差は344.43度、高度8度でした。明日が新月なので、さすがに月が見えた6時頃は明るい空でした。実際の様子は右下写真の通りです。

細い月の撮影は時間との闘い。月が見えるまでにピント合わせなどできることを全て済ませ、月の場所も正確に特定して機材を向けておきます。そこにピッタリ月がやってきてくれると嬉しいですが、喜んでる暇もなくカシャカシャ撮ります。あっという間に明るくなってしまいますからね。朝からがんばったおかげで素晴らしい月景色を堪能でき、今年最も細い月を撮ることができました。

参考：
アーカイブ：月の形（黄経差324度以上、360度未満）