今日の太陽と昼間の金星2023/08/11

20230811太陽
朝から雲多めの晴れ。昼過ぎからは雲が減りました。不思議と暑さが減っており、実際温度計もピーク時より数度低いです。当地だけなのでしょうか?気象庁アメダス速報値の本日0時から15時までの集計による夏日地点数は882、真夏日地点数は760、猛暑日地点数は156、酷暑日地点数は0。

20230811太陽リム
左は13:20ごろの太陽。目立つ活動領域は6ヶ所まで減りました。切り傷のように見えるダークフィラメントが多数。プロミネンスは左上のものくらいしか見当たりません。小休止?嵐の前の静けさ?

20230811金星
正午頃の金星も観察しました。ひっきりなしに飛来する雲と容赦なく打ち付ける風に辟易しつつも、なんとか撮影。まだファインダーで見つけられますが減光や遮光の工夫が必要です。右は12時過ぎの撮影で、太陽離角は約8.27°、輝面比は約1.01%、視直径は約57.62″。細い上に暴れまくるため、スタックやその後の画像処理もなかなかうまく行きませんね。

画像上が天の北なので、太陽と金星がほぼ南北に並んでいると分かります。今回の内合は5グループのルートのうち太陽の南側に最も離れた群(→2020年6月5日記事参照)で、太陽離角は去年2022年1月の内合時(→2022年1月9日記事など参照)の倍近くあります。金星内合の中では太陽から離れているため光り幅が太く、カスプ両端が180°を越える現象も起き難くなります。このため、快晴であればファインダーでも比較的見つけやすく、また撮影もしやすいでしょう。8年前の2015年の内合ルート(→2015年8月15日記事など参照)と同じ性質ですね。

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