そろそろ衝効果が出始める土星2023/08/20

20230820土星
昨日は日没頃まで晴れていたものの、その後西から攻めてきた雲に覆われてしまいました。三日月も見えませんでした。夜半ごろからの惑星が見えないか様子を見ていたところ、時々晴れ間がやって来たのでタイミングを合わせて撮影観察することができました。

一週間ほどで衝を迎える土星。真夜中に南中を迎え、見頃となっています。昨夜は雲の襲来があって南中ごろは見えず、少し西寄りになったところでの撮影です(左画像)。なぜか赤緯方向の振動が取れず、どのようにスタックしても縦にブレたような画像になってしまいました。原因不明です。少なくとも空や風のせいではなさそうですが…。

今年の土星の位相角変化は下A図の通り。環が通常より明るくなる「衝効果」が出始める1°以下の期間に入っており、特に効果が顕著な0.5°以下は23日昼ごろから9月1日未明までの期間です。ぜひ環の明るさの変化を記録に残してみてください。なお下B図に示したように、位相角最小の値は年々変化し、限りなくゼロに近い時もあれば、0.2°台止まりの時もあります。今後10年ほどは0.1°を下回ることがないため、衝効果が起きても軽めということが続くでしょう。2034年1月8日には0.0324°、また2049年7月16日には0.0000426°まで小さくなるため、かなり強い衝効果が期待できますね。

20230820木星
少し経ち、木星が高くなるタイミングで再び撮影することができました(右画像)。撮影終了間際にまた大量の雲に覆われました…間一髪。大気は極めて落ち着いており、今年ここまでで一番良いシーイングでした。細部の模様まで写ると気持ちが良いものです。木星はもう少し大きくなりますから、今後も良シーイングに期待しましょう。

  • 2023年・土星の位相角

    A.2023年・土星の位相角
  • 土星の最小位相角変化

    B.土星の最小位相角変化


今日の太陽2023/08/20

20230820太陽
朝から雲のある晴れ。蒸し暑いです。昨夜も透明度は悪かったので水蒸気が多いのでしょうか?気象庁アメダス速報値の本日0時から15時までの集計による夏日地点数は907、真夏日地点数は751、猛暑日地点数は179、酷暑日地点数は0。全国的に暑い日だったようです。

20230820太陽リム
左は13:30ごろの太陽。右端の活動領域が裏に回った以外は昨日と一緒ですね。左下リム近くに広がった白斑(左画像ではプラージュが見える)の中に微小な黒点があります。今後発達するでしょうか?プロミネンスは全体的に少し勢いが落ちたようです。