後の月を楽しみました2021/10/19

20211018_15542月
昨夕から今日明け方の空を飾った今年の「十三夜」。天気が心配でしたが、日没後4時間ほどは淡い雲の通過のみで、お月見を楽しむことができました。

左は20:30前、望遠カメラのみによる撮影で、太陽黄経差が約155.42°、撮影高度が約43.7°、月齢は12.01。月齢がゼロスタートなのに対し、夜数(カレンダーの日数)は1スタートですから、数字がずれてしまいがちなのはお約束。

ここ一週間ほどあまり高く登らない月だったので、昨夜もなかなか隣家の屋根から出てきませんでした。月を待つ間に木星のそばを中国の宇宙ステーション「天和」が通過したのですが、とても明るく見えて驚きました。確か数日前新たな打ち上げが行われ、ドッキング中でしたね。モジュール全体の体積が広がっていますから、以前に比べ数段明るいのは当たり前なのでしょう。

20211018_月暈
その後は少しずつ雲量が多くなり、22:30をすぎる頃にはもう右のような月暈が見え始めました。久しぶりに見る「整った暈」でしたので、しばし見入ってしまいました…。お月見のタイミングでよくこれだれ美しいハロが現れてくれたものです。ありがたや。明るい星が写ってなくて昼か夜か分からないような状態ですが、月の上方向から右上、右側にかけて秋の四辺形の一部やペガススの頭部が写っています。

日付が変わる頃までにもう月の姿は見えなくなりました。本日19日は天気が悪いようです。今年も片見の月にならず、ひと安心。