日本の観測者が立て続けに新天体発見2021/10/11

20211010_PNV J00444033+4113068
日本の観測者による新天体発見が相次ぎました。

10月9日20時ごろ、山形県の板垣公一さんがM31の領域に16.5等の新星候補天体を発見しました。私の住む関東では10日日中まで雲の多い天気でしたが、日没後急速に晴れたので早速撮影してみました(左画像/撮影範囲は右下画像の黄枠)。撮ってみると水色をしており、少し違和感がありました。

M31写野
後に星仲間の(の)さんから伝わってきたのですが、これはM31内の天体ではなく、もっと手前の私達の銀河内の矮新星と思われるとのこと。それなら納得です。紛らわしい位置に出現しましたねぇ。

20211010_TCP J01521319+3958197
時間が前後するようですが、10月8日21時半前、三重県の中村祐二さんが同じくアンドロメダ座に15.5等の突発天体を発見。これも昨夜撮影してみました(右画像)。前述の板垣さんの天体同様、こちらも青白い星でした。矮新星が疑われます。

不安定なお天気は関東だけなのかも知れませんが、こうして発見が続くと元気をもらえますね。もっと頑張って生きなくちゃとも思えてきます。そう思わせてくれる方々がいらっしゃるのは本当にありがたいことです。

今日の太陽2021/10/11

20211011太陽
昨夜から今朝は予報に反してよく晴れました。今日も朝のうち雲が出ましたが、日が高くなると快晴になりました。風がやや強いです。

20211011太陽リム
左は9:00頃の太陽。中央を過ぎた活動領域12882は結局(私の目では)肉眼黒点として見えることはありませんでした。昨日見えていた右上の小さな黒点周囲は12883、また南半球にあった小さい黒点周囲は12884と採番されました。右やや上リムにかけていくらかプロミネンスが確認できます。

どうにも天気が不安定で、気温も下がったり下がらなかったり。しばらく「読めない天気」が続きそう。彼岸花はとうに枯れましたが、すぐに葉がニョキニョキ生えて、もう10cmを越すくらいになりました。これも秋が深まるバロメーターですね。