冷たい冬空で三彗星を観察2018/12/29

20181229ウィルタネン周期彗星(46P)
昨夜から今朝もよく晴れたので、ちょっとやってみたかった撮影に挑戦!それは、「大きく広がったウィルタネン周期彗星(46P)のコマを画面いっぱいに写してみたい」という願望。まぁ、望遠鏡の焦点距離を変えればすぐできちゃうんですけどね。

左画像がそのショット。たっぷり1時間露出しました。ウィルタネン彗星のコマが月の1.5倍程度としたとき、この画像は隅から隅まで全部コマの光で埋め尽くされていることになります。地球最接近からもう二週近く過ぎているのに、こんなに大きな彗星は珍しいですね。まだ当分楽しめそうです。

このほか、下のふたつの彗星も撮影しました。ステファン・オテルマ彗星は久しぶりでしたが、まだ十分明るく見えています。尾がしっかり伸びていて彗星らしい姿ですね。頭部には弱いながらも緑のコマが広がっています。岩本彗星は前夜の撮影で星像がボテボテだったのでリベンジ。これも1時間露出で狙ったのですが、何枚か追尾不良があったため、合計52分の露出になります。月が近かったですが、前夜より星像は幾らかマシだったようです。五十歩百歩かな?

気がつくと明け方の気温がマイナス4度!どうりで寒いはず…。



  • 20181229ステファン・オテルマ彗星(38P)

    A.ステファン・オテルマ彗星(38P)
  • 20181229岩本彗星(C/2018Y1)

    B.岩本彗星(C/2018Y1)


参考:
ウィルタネン周期彗星(46P)に関係する記事(ブログ内)
岩本彗星(C/2018Y1)に関係する記事(ブログ内)

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