アルテミス2始動2026/04/03

アルテミス2計画
昨日4月2日朝(日本時間)に打ち上げられたSLSロケットは轟音と共に青空へ吸い込まれました。いよいよアルテミス2計画が実働します。

世間では「アポロ以来53年ぶりの有人月飛行」「史上最遠」などのコピーが出回っています。もちろんそうなのですが、無人飛行として実施されたアルテミス1の成功があってこそ。計画全体の土台の部分もきちんと広報してるメディアがとても少なかったのが残念でした。

3日現在はまだ地球を周回しています。今日未明はいて座辺りを飛行しており(下A図/いて座付近)、晴天が多かった国内でも観測成功例がありました。問題が起きなければ今夜はもう月へ向かう往路に入ります(下B図/さそり座頭部付近)。下図は東京から見た測心計算なので、視点移動(地球自転)が反映され、飛行経路が「バネを伸ばした形」のようになります。

昨夜の満月はスピカ近くでしたから、今後は黄緯がどんどん下がり、さそり座やいて座辺りでオリオン宇宙船とエンカウントすることが理解できるでしょう。安全を考えればできるだけ近地点で月周回に入るほうがいいと思うのですが、今回は4月7日17:26JSTが遠地点通過。太陽フレアも頻発してますから、すぐ帰れないのは心配。

6〜7日ごろ月周回を果たしたのち、復路に入って地球へ戻ります。もし月を見ることがあれば「あそこに四人のクルーが行ってるんだなぁ」とエールを送ってあげてください。月周回前後はアマチュアレベルの望遠鏡で見ることはできないけれど、往路や復路の地球に近いタイミングなら観察可能です。(ただし移動天体ですからテクニックが必要ですよ。)ぜひチャレンジしてみてください。どこに見えるかはJPL-HORIZONSで「Artemis II」を指定すれば、ご希望の日時・観測地で算出してくれます。

  • アルテミス2の飛行位置(東京での測心計算)

    A.4月3日
  • アルテミス2の飛行位置(東京での測心計算)

    B.4月4日〜4月5日


参考:(※アルテミス1のときの記録です)
オリオン宇宙船に検出成功(2022/12/09)
オリオン宇宙船検出、二夜目(2022/12/10)
オリオン宇宙船検出、三夜目(2022/12/11)

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