台風になるかも知れない熱帯低気圧がふたつも発生 ― 2019/11/12
気象庁によると、11日21時に「台風になるかも知れない熱帯低気圧」が発生したとのこと。11月になっても続きますね。
左画像は熱帯低気圧発生時の気象衛星ひまわり画像(画像元:RAMMB/画像処理・地図等は筆者)。夜間なので赤外波長の白黒画像です。マーシャル諸島海域にあるオレンジ点線円が熱帯低気圧中心の直径1000km円を表しています。
現在は西進しています。気象庁からはまだ長期予報が出ていませんが、アメリカ海軍・JTWC(Joint Tyhoon Warning Center)による予報図ではゆっくり北西向きに進路を変え、15日ごろ硫黄島近海で北東向きに転向するようです。現在の予報通りなら小笠原諸島までは影響ない様ですね。なお左画像でフィリピン東海域の発達した雲周囲も要注意となっています。日本に影響ないかも知れませんが、注意を払っていたほうが良いでしょう。
【12日朝追記】
その後の発表で、フィリピン東海上の低気圧も12日3:00に「台風になるかも知れない熱帯低気圧」となりましたので追記しました。右画像は発生時の衛星画像。オレンジ点線円が各熱帯低気圧中心の直径1000km円を表しています。
フィリピンに近い熱帯低気圧も西進しており、このままフィリピン中央から北部にかけて接近または上陸しそうです。台風になるならないに関係なく、注意が必要ですね。