寒空の岩本彗星2019/01/03

20190103岩本彗星(C/2018Y1)
昨夜から今朝にかけては雲が発生することもほとんど無く、星空に恵まれました。ただ、この2日間は透明度ががた落ちで、明け方の冷え切った時間帯を除いて、かなり霞んだ空に見えました。

夜半過ぎまで機材の試写調整をしたのち、明け方の月が細くなったので岩本彗星(C/2018Y1)を撮ってみました。ところがカメラが絶不調。シャッターの切れも悪く、できた元画像を見ると「夏か!」と思うくらいノイジーでした。古いカメラを無理させて使い続けているのが祟ったのかも知れません。どうにか見るに堪えるレベルまで仕上げるのにとんでもなく時間がかかってしまいました(左画像)。ただでさえ処理に数時間以上かかるのに…これでは生活の大半が画像処理になってしまいます。

彗星は順調に明るくなりつつありますが、まだ発見位置からあまり動いていません。地球にまっすぐ向かってくるコースなので、今月下旬に急に速くなってくるでしょう。

空の観察中、3:10前後だったか、北西の空にとても明るい火球が流れました。しぶんぎ群ではありませんが、散在流星の多い明け方です。明け方の気温はついにマイナス5度まで下がり、今年いちばんの冷え込み(まだ3日目ですが)。でもキンキンに冷えた空を飾る金星・月・木星の並びは最高でした。

参考:
岩本彗星(C/2018Y1)に関係する記事(ブログ内)

コメント

トラックバック