今夕もXRISMに会えました2023/10/06

20231006_XRISM
本日6日宵にもX線分光撮像衛星「XRISM」の通過が予報されていたため、前日に続いて狙ってみました。一日前より透明度が良く雲もありませんが、5m/sを越える強風が止まりません。前日の経験を踏まえ、口径と焦点距離を落として機材を小さくまとめ、ひとまわり写野を広げ、かつ風による振動の軽減を狙いました。

左画像が本日のXRISM。2秒ごとの露出を比較明合成しました。昨日も写野内にあったやぎ座α星が中央上側に写っています。下の影は隣家との間に生えている樹木の影。設置位置のしがらみで機材移動できませんでした。

一日前に体験したので、今日は余裕を持って取り組むことができました。今回は口径わずか30mmのファインダーみたいな小型機材でしたが、やはり相当明るく写ります。もしかしたら小型双眼鏡でも実視できるかも知れません。次回試してみようと思います。

20231006_H2debris
そうそう、これは前日も体験して焦ったのですが、約1.5分前にほぼ同じルートをH2ロケットのデブリ(NORAD-ID:57802)が通過します(右画像)。知らずに機材設置して撮影モニターを見ていると予想より早くやって来たように勘違いしますのでご注意を。XRISMよりも2等程度暗いので、見慣れてしまえばはっきり区別できるでしょう。

画像の東西南北を合わせることも大切ですね。天球座標に対して写野が回転していると思ったように撮影できない恐れがあります。難しいターゲットではありませんから、何度か体験しながら自己調整してみてください。固定撮影でも写せると思います。

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