昨夜の木星と月 ― 2022/11/12
昨夜から今朝は晴れ時々曇り、のち曇り。特に夜半過ぎからは50km圏内に雨雲が迫り、月が出ているにも関わらず近くの街で雨が降ってる状況でした。
左は12日0:50ごろの撮影で、太陽黄経差は約216.47°、撮影高度は約72.57°、月齢は17.21。迫り来る雲に急き立てられながらの撮影です。すぐ近くに火星が輝き、ファインダーでは一緒に見えました。オニール橋が夕方を迎えてイイ感じ。月面K地形も一晩前より見やすくなりました。ジャンセン・クレーターも夕方が近いですね。北極側よりも南極側のほうがクレーターの影が目立ちます。ドリガルスキー・クレーターと思われるあたりのリムが深く抉れていて凄い…。
このあたりから下弦に向けた位相変化もかなり面白く感じます。多くの方は上弦側の観察経験は多いのに下弦側になると生活パターンが合わないのか、ご覧になってる方が激減するようです。夜中に起き出して月を観るという酔狂な方は少ないのでしょうね。
三時間ほど遡りますが、久しぶりに木星を見ると大赤斑が正面に来ていました。雲の往来が途切れずシーイングが酷くて、高度も低くなってたけれど、せっかくなので記念撮影。案の定、写りが悪く、色乗りも浅い像となりました(右画像)。視直径が一回り小さくなり、またリムの光量に偏りが見られました。今は右側(天の西側)から太陽に照らされているので、左リムがかなり暗くなっています。
計算では日没頃に観たらイオ・エウロパ・カリストが程よい三角形を作っていたはずですが、2022年10月1日記事の表では太陽高度制限により外されています。一週間後の11月18日宵に再び似た配列になり、19時前頃なら小さな直角二等辺三角形みたいな配列に見えるでしょう。覚えていたら双眼鏡や望遠鏡で確認してみてください。
左は12日0:50ごろの撮影で、太陽黄経差は約216.47°、撮影高度は約72.57°、月齢は17.21。迫り来る雲に急き立てられながらの撮影です。すぐ近くに火星が輝き、ファインダーでは一緒に見えました。オニール橋が夕方を迎えてイイ感じ。月面K地形も一晩前より見やすくなりました。ジャンセン・クレーターも夕方が近いですね。北極側よりも南極側のほうがクレーターの影が目立ちます。ドリガルスキー・クレーターと思われるあたりのリムが深く抉れていて凄い…。
このあたりから下弦に向けた位相変化もかなり面白く感じます。多くの方は上弦側の観察経験は多いのに下弦側になると生活パターンが合わないのか、ご覧になってる方が激減するようです。夜中に起き出して月を観るという酔狂な方は少ないのでしょうね。
三時間ほど遡りますが、久しぶりに木星を見ると大赤斑が正面に来ていました。雲の往来が途切れずシーイングが酷くて、高度も低くなってたけれど、せっかくなので記念撮影。案の定、写りが悪く、色乗りも浅い像となりました(右画像)。視直径が一回り小さくなり、またリムの光量に偏りが見られました。今は右側(天の西側)から太陽に照らされているので、左リムがかなり暗くなっています。
計算では日没頃に観たらイオ・エウロパ・カリストが程よい三角形を作っていたはずですが、2022年10月1日記事の表では太陽高度制限により外されています。一週間後の11月18日宵に再び似た配列になり、19時前頃なら小さな直角二等辺三角形みたいな配列に見えるでしょう。覚えていたら双眼鏡や望遠鏡で確認してみてください。
皆既月食をはさんで一週間連続で月の画像を得られたので、下のような月相変化組み写真を作ってみました。これだけでも色々な気付きがありますね。右から左へ1日おきに進行、月の南北を画像上下方向に統一してあります。なお月直径も実直径に関わらず統一してあるので、大きさ比較はできません。