三重県の中村祐二さんが3月9日1時前ごろ、うみへび座の一角に15.7等の突発天体を発見したとのこと。昨夕から雲の多い天気になってしまいましたが、夜半前に回復したので撮影してみました。

南中高度が27°とかなり低い位置だったため機材のセッティングに難儀しました。湿度が高く低空の透明度がかなり悪かったものの、どうにか該当天体が写ってくれました。星仲間の(の)さんやMEI/NEKOさんの測定では若干明るくなっているそうです。

突発天体の捜索では一眼デジカメが使われることが多いですが、ここ2年ほどの中村さんの発見ではCMOSカメラが活躍しているみたいですね。東京大学木曽観測所の「トモエゴゼン」や京都大学岡山天文台「せいめい望遠鏡」など、アマチュア用途ではなく、最先端の天文研究においてもCMOSセンサーが市民権（？）を得つつあるようです。