群馬の小嶋さんがふたご座に突発天体発見2021/12/30

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28日21時過ぎ、群馬県の小嶋正さんがふたご座の一角に13.6等の突発天体を発見したとのこと。星仲間の清田さんによる15時間後の観測では12.1等(Vmag)まで増光したようです。

昨夜は夜半まで雲が多かったのですが、日付が30日に変わる頃から快晴に転じたためさっそく望遠鏡を向けてみました。小型モニターでもはっきり分かるほど明るく、撮影したら真っ青に写りました(左画像)。青い色のせいか、周囲の星と比較して11等後半になってる様にも見えます。どのような天体でしょうかね?

大抵の天体捜索者には盆暮れ正月なんて関係ないようです。快星夜になればコツコツ努力を重ねることこそ楽しみと言わんばかりのストイックさ。本当に頭が下がります。当地の気温はマイナス2度。撮影中から霜が降りているのが分かり、作業台がシャリシャリに凍りました。群馬はもっと寒いのでしょう。(※アメダスで調べたら発見時ごろ嬬恋付近の気温はマイナス10度でした!)

今日の太陽2021/12/30

20211230太陽
昨夜から今朝は曇りのち晴れ。前日の湿度が残ったのか、明け方は薄い霧が発生してました。朝からはやや透明度の低い快晴です。

20211230太陽リム
左は10:30頃の太陽。黒点の配置が右半球に偏ってしまいましたね。中央を過ぎた12916の黒点が黒々と見えています。また右上リム近くのプラージュが見えているところに新しく12921ができていました。少し前に見えていた長細いダークフィラメントなのか、右下リムに派手なプロミネンスが見えていますね。