2020年の台風17号が発生2020/10/20


20201020-0900JST台風17号
気象庁によると、昨日から台風になるかも知れないと報道のあった熱帯低気圧が本日9:00に台風17号「ソウデル/SAUDEL」になったとのことです。直前の台風16号発生から7日と18時間後、16号消滅から5日と12時間後の発生となりました。

左は発生時の気象衛星ひまわり画像(画像元:RAMMB/画像処理・地図等は筆者)。ナチュラルカラー処理のため、薄水色の雲は活発に上昇した氷粒状態、白やグレイの雲は低層の水粒状態を表します。オレンジ点線円は熱帯低気圧中心の直径1000km円を表しています。昨日よりも雲が増えた感じですね。

このあと台風17号はルソン島を横断しながら西進し、勢力を強めつつベトナム方面へ向かう予報です。フィリピンやインドシナ半島は今年も1号、2号、3号、7号、11号、15号、16号と、立て続けに台風被害を受けています。台風間隔が短い時期もあるため、復旧の間もなく次の台風が…ということもあるでしょう。日本に直接影響はなくとも、アジア圏、いや地球全土が一蓮托生。17号はどうか被害がありませんように。

なお、台風17号の北東、本州の南、小笠原のすぐ西、沖縄の東の位置にもミニ台風と呼べそうな小さい渦があって、ここにも熱帯低気圧が発生しています。これは北西に進んでいるため日本に影響が出るかも知れません。大きな台風に目を取られて足元にある小さな渦の動向を見逃さないよう、十分ご注意ください。

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