日なたが恋しい茨城2020/05/22

5月の日照時間・茨城県
決して魅力度ランキングが低いことの暗喩ではありません。このところ当地・茨城県は全く晴れない梅雨のような空が5日も続いているんです。あまり晴れない日も含めれば、昨日までの6割は曇りでした。本来「五月晴れ」は梅雨時の晴れ間に使う言葉ですが、いまこそ五月晴れがやってきて欲しい。

日本全体を見れば晴れ間があるところも少なからずあるようですが、なぜか当地は全然ダメ。星も月も太陽さえも姿を現しません。そして異常に寒いのです。低温注意報が東北地方の大部分や北海道の一部に出ていますが、当地だってセーター着てないと確実に風邪を引くレベル…。

日照時間が気になったので、記録が残る1951年以降の県内二ヶ所(水戸・つくば)のデータを気象庁サイトからダウンロード、グラフ化してみました(左上図)。これは5月のみの総日照時間合計をピックアップし、年ごとの変化を追ったもの。明るく爽やかなイメージがある5月ですが、平年値よりだいぶ落ち込む年もあるのですね。

今年の5月は昨日までの合計で比べれば過去最低レベル。まだ10日あまり日があるので、その半分くらい晴れたら挽回できる可能性はありますが、向こう十日間の天気予報を見ると期待薄。今日時点で晴れマークの日もあるけれど、予報自体がコロコロ変わるので「不安定なんだろうな」という印象が伝わってきます。

あと1ヶ月で夏至を迎える5月の日照は冬季に比べて同じ時間に受けるエネルギー量がかなり多いです。(※本来は日照時間ではなく全天日射量を心配すべきこと。)そのエネルギーをもらいながら成長する生命にとって、この時期の日照不足は致命的。過去トップクラスだった去年のように多すぎるのも困りますが、少ないのも困る…。自然とは本当にままなりませんね。みなさんのところはいかがですか?

参考:
日照不足の日々が続きます(2016/09/29)
10月も日照不足なのでしょうか?(2016/10/01)
10月の日照は足りてますか?(2016/10/19)