準惑星マケマケとハウメアを観察 ― 2019/04/08
準惑星マケマケとハウメアの位置は結構近く、20°も離れていませんから、ひと晩でふたつそれぞれ撮影できます。長焦点なら2時間も間をおいて撮影すれば移動が確認できますが、上画像のように1日以上空けて同じ場所を撮影する方法だと移動もはっきり分かるのでお勧め。とは言ってもこの時期二日にわたって安定して晴れることが少ないので、天気を上手に読んだり、短くなってる夜時間をうまく使い分けることも大切な目的です。
両天体は太陽から遠いためほとんど動かず、毎年似たような位置に見えています。左はステラナビゲーターで描いた2019年初めから2026年初めまでのマケマケとハウメアの位置。向こう数十年ほどはアルクトゥルスが空高く登る時期に観察可能だと分かるでしょう。バネのように位置がグルグルしているのは、地球の公転による視点の移動「年周視差」という見かけの動き。つまり、上画像で移動して見えるのは各準惑星の移動が主要な原因なのではなく、私たちを乗せた地球が1日で大きく動いてしまってるせいです。
2019年の衝は、マケマケが3月26日、ハウメアが4月16日。つまり今が一番明るい時期です。明るいといってもそれぞれ17等前後の天体ですから、月明かりがまぶしい夜は難しいでしょう。天王星や海王星、冥王星や明るい小惑星など一通り写せるスキルをお持ちの方は、撮影時期の選択を含めぜひ挑戦してみてください。
両天体は太陽から遠いためほとんど動かず、毎年似たような位置に見えています。左はステラナビゲーターで描いた2019年初めから2026年初めまでのマケマケとハウメアの位置。向こう数十年ほどはアルクトゥルスが空高く登る時期に観察可能だと分かるでしょう。バネのように位置がグルグルしているのは、地球の公転による視点の移動「年周視差」という見かけの動き。つまり、上画像で移動して見えるのは各準惑星の移動が主要な原因なのではなく、私たちを乗せた地球が1日で大きく動いてしまってるせいです。
2019年の衝は、マケマケが3月26日、ハウメアが4月16日。つまり今が一番明るい時期です。明るいといってもそれぞれ17等前後の天体ですから、月明かりがまぶしい夜は難しいでしょう。天王星や海王星、冥王星や明るい小惑星など一通り写せるスキルをお持ちの方は、撮影時期の選択を含めぜひ挑戦してみてください。