今日の太陽 ― 2016/12/11
夕空の水星と彗星 ― 2016/12/11
本日12月11日に水星が東方最大離角を迎えました。つまり、夕空で見つけやすい時期と言うことです。今日はとても良い天気で透明感もあったので、夕方見てみました。
左は17時前の空ですが、まだ日没30分後なので明るいですね。金星が画像左上に輝いています。水星はどこでしょうか?一番上の電線付近を探してみてください。実際の空より見やすくしてありますので、この画像で見つからなければ、本物の空では全く太刀打ちできないでしょう。
さて、もうひとつ見たいものがありました。こちらも「すい星」ですが、「彗」の字のほうです。金星からわずか8°弱西側に、本田・ムルコス・パイドゥシャーコヴァー彗星(45P)がいたのです。長い名前ですが、尊敬する日本のアマチュア彗星捜索者、故・本田実さんの名を冠し、5年あまりかけて太陽を回る周期彗星。(※名前のスペルはHonda-Mrkos-Pajdušáková。パイドゥシャーコヴァーは以前はパジュサコバと記されることもありました。)来年1月から2月に6等台まで明るくなるとのこと。ただいま急増光しており、現時点では全天中もっとも明るい彗星です。すでに10等台まで明るくなっているのですが、何しろ薄明が終わったらサッサと沈んでしまうため、姿を見るには相応の準備やノウハウが必要です。
右画像は前述の金星と水星を撮影してから1時間ほど経った空。実際にはまだ若干の薄明と大量の光害で結構明るいのですが、画像処理を重ねて背景を暗く押さえ込みました。上が天の北方向、上下画角は約3°、撮影高度は約12°。金星は画像外、左上のほうにあります。右下の赤い点線は低空を飛ぶ飛行機。
中央付近に小さな緑色の天体がありますね。これが本田・ムルコス・パイドゥシャーコヴァー彗星。生け垣と建物の隙間にやっと見える程度でした。画像内にもうひとつ、シュヴァスマン・ヴァハマン第1彗星(29P)もいるのですが、こちらは14等台のためこの機材では写りませんでした。
参考:
本田・ムルコス・パイドゥシャーコヴァー彗星(45P)に関係する記事(ブログ内)
左は17時前の空ですが、まだ日没30分後なので明るいですね。金星が画像左上に輝いています。水星はどこでしょうか?一番上の電線付近を探してみてください。実際の空より見やすくしてありますので、この画像で見つからなければ、本物の空では全く太刀打ちできないでしょう。
さて、もうひとつ見たいものがありました。こちらも「すい星」ですが、「彗」の字のほうです。金星からわずか8°弱西側に、本田・ムルコス・パイドゥシャーコヴァー彗星(45P)がいたのです。長い名前ですが、尊敬する日本のアマチュア彗星捜索者、故・本田実さんの名を冠し、5年あまりかけて太陽を回る周期彗星。(※名前のスペルはHonda-Mrkos-Pajdušáková。パイドゥシャーコヴァーは以前はパジュサコバと記されることもありました。)来年1月から2月に6等台まで明るくなるとのこと。ただいま急増光しており、現時点では全天中もっとも明るい彗星です。すでに10等台まで明るくなっているのですが、何しろ薄明が終わったらサッサと沈んでしまうため、姿を見るには相応の準備やノウハウが必要です。
右画像は前述の金星と水星を撮影してから1時間ほど経った空。実際にはまだ若干の薄明と大量の光害で結構明るいのですが、画像処理を重ねて背景を暗く押さえ込みました。上が天の北方向、上下画角は約3°、撮影高度は約12°。金星は画像外、左上のほうにあります。右下の赤い点線は低空を飛ぶ飛行機。
中央付近に小さな緑色の天体がありますね。これが本田・ムルコス・パイドゥシャーコヴァー彗星。生け垣と建物の隙間にやっと見える程度でした。画像内にもうひとつ、シュヴァスマン・ヴァハマン第1彗星(29P)もいるのですが、こちらは14等台のためこの機材では写りませんでした。
参考:
本田・ムルコス・パイドゥシャーコヴァー彗星(45P)に関係する記事(ブログ内)