少し小さくなってきた火星2022/12/24

20221223火星
昨夜から今朝にかけても快星でした。新月期に晴れてくれるのはありがたいですが、関東平野ではもれなく季節風が付いてくるため、必ずしも空の観察に適しているとは限りません。ただ、昨夜は立ってるのが辛いほどだった日中の強風がやや落ち着いていたので、南中を過ぎたころの火星を眺めてみました(左画像)。

12月のシーイングとしては可もなく不可もなくといったところ。細かい乱れが多く、模様の細部は分かりません。北極の雲の白さが全く感じられませんでした。少し後にリゲルとシリウスの伴星を見てみましたが、リゲルは何となく分離する程度、シリウスBは全く見えませんでした。でもまぁ、こうして星を楽しめること自体とてもありがたいですね。

20221223火星図
右は撮影時の火星図。中央やや右下にかけてキンメリア人の海、左リム側に大シルチスが見えます。中央右上のエリシウム山付近は左上画像で明るく光ってますね。2ヶ月半ほど後の2023年2月11日夜(※H3ロケット初打ち上げ予定日の前夜!)には6等台中半のZTF彗星(C/2022E3)が今の6割ほどの視直径になった火星に1°弱まで大接近します。そのときの火星光度は0.0等程度。どんな面白い光景になるでしょうか?今からワクワクですね!

このあと明け方にそのZTF彗星を見るつもりでいたのですが、強烈な疲れと悪寒に襲われたため、大事を取って休息にしました。

今日の太陽2022/12/24

20221224太陽
今日も朝からよく晴れています。明け方まではやや落ち着いていた風がまた吹き始め、昼過ぎには8m/s越えとなりました。屋外に洗濯物が干せなくて困ります。

20221224太陽リム
左は10:30過ぎの太陽。黒点以外は昨日より落ち着いた印象です。シーイングが悪く、細部がはっきりしません。左リムやや下に小さなプラージュが見えますが、視認できる黒点は出ていないようです。目立つプロミネンスもなくなりました。