昇った月を雲間にとらえる ― 2021/08/04
昨夜は夜半まで快星、その後は雲が飛来し、今日明け方にはすっかり曇ってしまいました。
未明に登ってきた月を撮ろうと思っていたのですが、まさかの雲。でもときおりやってくる雲間を狙ってなんとかズームデジカメのみで撮影することができました。左は2:10頃の撮影で、太陽黄経差は約304.39°、撮影高度は約16.8°、月齢は24.66、画像上方向が天頂方向です。
低空の上に望遠鏡での拡大撮影ではないためシャープさは足りませんが、欠けてゆく月の雰囲気を味わう事はできるでしょう。一晩前に見えていた虹の入り江はほぼ影に覆われました。欠け際には光条を伴ったケプラーや、雪だるま型のガッサンディ、ほぼ闇に飲まれたシラーなどが見えます。大きなシッカルドが目立ちますが、明日はもう日没を迎えそう。
夜間でも暑い上に湿度がほぼ100%。特に、雲に覆われるお天気だと寝苦しさが増します。夜に鳴く虫にいくらか秋の虫が混ざり始めていますが、涼しさを感じるのはもう少し先でしょうか。
未明に登ってきた月を撮ろうと思っていたのですが、まさかの雲。でもときおりやってくる雲間を狙ってなんとかズームデジカメのみで撮影することができました。左は2:10頃の撮影で、太陽黄経差は約304.39°、撮影高度は約16.8°、月齢は24.66、画像上方向が天頂方向です。
低空の上に望遠鏡での拡大撮影ではないためシャープさは足りませんが、欠けてゆく月の雰囲気を味わう事はできるでしょう。一晩前に見えていた虹の入り江はほぼ影に覆われました。欠け際には光条を伴ったケプラーや、雪だるま型のガッサンディ、ほぼ闇に飲まれたシラーなどが見えます。大きなシッカルドが目立ちますが、明日はもう日没を迎えそう。
夜間でも暑い上に湿度がほぼ100%。特に、雲に覆われるお天気だと寝苦しさが増します。夜に鳴く虫にいくらか秋の虫が混ざり始めていますが、涼しさを感じるのはもう少し先でしょうか。
2021年の台風9号が発生 ― 2021/08/04
気象庁によると、昨日から「台風になるかも知れない」と告知していた熱帯低気圧が本日9時に台風9号「ルピート/LUPIT」になったとのこと。直前の台風8号発生から11日と12時間後、8号消滅からは6日と18時間後の発生になりました。
左画像は発生時刻である本日9:00の気象衛星ひまわり画像(画像元:RAMMB/画像処理・地図等は筆者)。ナチュラルカラー処理のため、薄水色の雲は活発に上昇した氷粒状態、白やグレイの雲は低層の水粒状態を表します。赤点線円は台風中心の直径1000km円を表しています。
9号は南西諸島方面への進行が予報されていますが、これとは別に「台風になるかも知れない熱帯低気圧」がすでに先島諸島のすぐ南の海上にあって、所々で雨になっています。場合によってはこのまま10号が発生し、9号より先に沖縄近辺に被害をもたらす恐れがあります。番号順にとらわれず、どうか十分にご注意ください。
なお小笠原諸島東方に見える大きな渦も熱帯低気圧です。これはまだ「台風になるかも宣言」は出ていませんが、8号のように太平洋側から迫る嵐になる可能性があるでしょう。(※昨日近畿地方に雨を降らせたのも、元々は小笠原にあった熱帯低気圧がやってきたものでした。)たくさんの情報が出て混乱しますが、「どの熱帯低気圧(台風)の話なのか」をしっかり確認してくださいね。