台風になるかも知れない熱帯低気圧発生 ― 2018/12/26
師走もおしまいが見えてきたこの時期ですが、台風になるかも知れない熱帯低気圧が発生したと、昨夜25日21時に気象庁から発表がありました。万が一台風になっても日本には来ないルートのようですが、日本では年末大寒波の報道もあって、もし寒さを避けて東南アジア方面にお正月旅行を…などと考えていらっしゃる方は注意が必要です。
左画像は発表から6時間後、26日3:00JSTの気象衛星画像(画像元:RAMMB/画像処理・地図等は筆者)。夜間なので赤外線の白黒画像です。日本は画像上の方ですね。オレンジ点円は熱帯低気圧中心の直径1000km円を示します。緩やかな渦を巻き始めているように見えます。現在は西進しており、フィリピンに上陸する恐れが出ています。
インド洋ではここまでの10日間に合計三つのサイクロンが活動していました。日本が冬真っ盛りでも、赤道付近以南は嵐の活動が活発です。
月夜に岩本彗星を狙うも… ― 2018/12/26
昨夜から今朝は思いの外雲が少ない月夜だったので、明け方の岩本彗星(C/2018Y1)を狙うことにしました。まだ上空に月齢18.5ほどの大きな月があるけれど、低空の彗星は月明かりより強い光害があるため、条件の酷さではさほど違いがありません。むしろ低空の透明度など気象条件の良し悪しに大きく左右されます。
ところが準備をしている頃から薄雲が通過し始め、撮影開始から10分もしないうちに完全に曇ってしまいました。なんと言うことでしょう…、クリスマス翌朝なのに、無慈悲にもほどがあります。
ひとまず雲の影響が少なかった6分ぶんのコマから構成したのが左画像。なんとか彗星の存在は確認できましたが、ノイズと間違えそうな低レベル。また晴れたときに再度挑戦したいと思います。それにしても動きが遅い!21日に初撮影してから5日経つのに、月の視半径程度しか動いていません。ずっと低空で追い続けるのはキツい…。
参考:
岩本彗星(C/2018Y1)に関係する記事(ブログ内)
ところが準備をしている頃から薄雲が通過し始め、撮影開始から10分もしないうちに完全に曇ってしまいました。なんと言うことでしょう…、クリスマス翌朝なのに、無慈悲にもほどがあります。
ひとまず雲の影響が少なかった6分ぶんのコマから構成したのが左画像。なんとか彗星の存在は確認できましたが、ノイズと間違えそうな低レベル。また晴れたときに再度挑戦したいと思います。それにしても動きが遅い!21日に初撮影してから5日経つのに、月の視半径程度しか動いていません。ずっと低空で追い続けるのはキツい…。
参考:
岩本彗星(C/2018Y1)に関係する記事(ブログ内)
今日の太陽とハロ現象 ― 2018/12/26
明け方から雲が多くなり、午前中の太陽も少なからず雲に覆われている時間が長かったです。昼から夕方前までは雲が薄くなりましたが、それでもクリアに晴れ渡ることはありませんでした。
左は12:10過ぎの太陽。活動領域はありません。左下リムに見えていたプロミネンスはひとまわり小さくなりましたね。根元はもう光球内に入ってますから、そのぶん高さを失ったのかも知れません。こういうのは三次元で考えないといけないので平面画像での判断が難しいところです。
観察前に空を見ると一面に彩雲が出ていました。所々濃くなっていてとてもキレイでした。うっすらとした内暈もありましたが、昨日見えた幻日などは夕方まで一度も見えませんでした。(ニュースによると千葉や東京では環天頂アークが見えたそうです。)
左は12:10過ぎの太陽。活動領域はありません。左下リムに見えていたプロミネンスはひとまわり小さくなりましたね。根元はもう光球内に入ってますから、そのぶん高さを失ったのかも知れません。こういうのは三次元で考えないといけないので平面画像での判断が難しいところです。
観察前に空を見ると一面に彩雲が出ていました。所々濃くなっていてとてもキレイでした。うっすらとした内暈もありましたが、昨日見えた幻日などは夕方まで一度も見えませんでした。(ニュースによると千葉や東京では環天頂アークが見えたそうです。)
来年の今日は夕日に注目!(再告知) ― 2018/12/26
12月6日の記事で「1ヶ月後の2019年1月6日に部分日食が全国で観察できる」と案内しましたが、来年に観察できる日食は12月26日、つまり今日からちょうど一年後にもう一回あります。この日食は世界レベルで見ると金環日食ですが、日本は金環日食が見える場所に入っていません。でも太陽が欠けたまま沈む「日没帯食」となるので、面白い夕景が楽しめるでしょう。
昨年12月26日の記事でこの日食のことを取り上げました。憶えていらっしゃる方は少ないと思いますので、再度触れておきます。日没時、目立つ山の頂やシンボルタワー、ランドマーク的な何かを前景にしてステキな光景を楽しんだり、その土地ならではの日食風景画像をぜひ撮影してください。そのためにはどこから日没を見ると良いのか、どういうカメラを使えば映える写真になるかが大変重要です。条件がほぼ同じになる1年前の今夕にしっかり確かめておきましょう。
特に関東の一部地域では「部分日食ダイヤモンド富士山」、茨城県の一部では「部分日食ダイヤモンド筑波山」になります。見える高度、晴天率、欠け具合の見栄えまで考えると一生に一度巡り会えるかどうかという貴重なチャンスですが、やり直しがきかない上にどこでも良いわけではないため、現地へのアクセス時間、撮影時の安全確保や駐車場の有無、見晴らしの良さ、当日の位置ずれ微調整のしやすさなども含めて事前チェックをお勧めします。会社勤めの方は、ついでに年末有休の取り易さ(?)も確認しましょう。みなさんが良い空に巡り会えますように。(※ダイヤ富士/筑波が見える地図などは右メニューの「ダイヤ富士」リンク・「ダイヤ筑波」リンクをどうぞ。)
昨年12月26日の記事でこの日食のことを取り上げました。憶えていらっしゃる方は少ないと思いますので、再度触れておきます。日没時、目立つ山の頂やシンボルタワー、ランドマーク的な何かを前景にしてステキな光景を楽しんだり、その土地ならではの日食風景画像をぜひ撮影してください。そのためにはどこから日没を見ると良いのか、どういうカメラを使えば映える写真になるかが大変重要です。条件がほぼ同じになる1年前の今夕にしっかり確かめておきましょう。
特に関東の一部地域では「部分日食ダイヤモンド富士山」、茨城県の一部では「部分日食ダイヤモンド筑波山」になります。見える高度、晴天率、欠け具合の見栄えまで考えると一生に一度巡り会えるかどうかという貴重なチャンスですが、やり直しがきかない上にどこでも良いわけではないため、現地へのアクセス時間、撮影時の安全確保や駐車場の有無、見晴らしの良さ、当日の位置ずれ微調整のしやすさなども含めて事前チェックをお勧めします。会社勤めの方は、ついでに年末有休の取り易さ(?)も確認しましょう。みなさんが良い空に巡り会えますように。(※ダイヤ富士/筑波が見える地図などは右メニューの「ダイヤ富士」リンク・「ダイヤ筑波」リンクをどうぞ。)