夜明けに金星と火星が接近2017/10/08

20171008金星と火星の接近
明け方の空で複数の惑星や月が接近をくり返してから間もなく1ヶ月。天気が良かったとはあまり言えない期間でしたが、時折雲間に見える金星や火星を目で追っていました。

10月6日明け方には金星と火星が月半径より狭い12′まで大接近。でも当地では雲が多くて見えませんでした。二日経った本日明け方は快星となりましたので、近くの見晴らしよい場所で楽しもうと出かけました。

キンモクセイが香るなか、南西の空高く月齢17.6の月が輝いています。空は明るく気温も高かったのですが、その割にかに座やうみへび座がよく見えたり、おおぐま座の北斗七星以外の星を結べたり、透明度は高いと感じました。眺め始めた4:20頃にはもう薄明が始まっており、登ったばかりの金星のすぐ上にとても暗い火星が見えました。今朝の離角は約1.28°。これからどんどん離れてゆきます。両星の背景はしし座の後ろ足付近ですが、左上画像の左下半分はもうおとめ座。金星は二日後にそのおとめ座宮へ籍を移します。

月は10日明け方にアルデバランのグレージング+掩蔽を起こします。そのあと18日明け方には離れつつある金星と火星の間に入って、3天体の接近を見せてくれるでしょう。ただし超低空なのでご覧になりたい方は東が開けた場所でどうぞ。

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