良い名月夜でした2021/09/22

20210921_18667中秋の名月
昨夜の名月は雲が多い予想に反して、今日明け方までほぼ快晴。おかげで良いお月見ができました。

左は21日22:30前の撮影で、太陽黄経差は約186.67°、撮影高度は約45.3°、月齢は14.52。満月から13時間半経っています。8時間あまり前に撮影した月に比べて影の位置が東側に移動しており、上弦側から下弦側への遷移を感じ取れます。危難の海あたりまで少し暗くなり始めていますね。

月に全く関係ない話で恐縮ですが、危難の海の西にあるプロクルス・クレーターにある非対称の光条を見るといつもハゴロモの幼体を連想してしまいます。ハゴロモはカメムシ目ハゴロモ科の昆虫で、当地では初夏から初秋によく見かけます。多くの方にとって知らなくても何ひとつ損も得もない虫でしょう。

ハゴロモの仲間であるアミガサハゴロモやベッコウハゴロモの幼体はお尻から糸状の綿毛を大きく広げたり閉じたりして、時に孔雀のような格好になります(下A・B画像)。仲間が全てこの様になっているわけではありませんが、不思議な生態ですよね。中途半端に綿毛を広げた幼体がプロクルス・クレーターの光条に見えるんです。なお成体になると下C・D画像のような姿(C:ベッコウハゴロモ、D:アオバハゴロモ)になります。(※画像は全て15年前に近所で撮影したもの。古くてすみません。)

去年の名月(2020年10月1日)も晴れてくれました。火星中接近直前ということもあって時間をかけてじっくり見たものです。ただシーイングが悪かったのが心残り。今年はまずまずのシーイング、雲ひとつ無く細部まで堪能できました。10月18日の「後の月」も期待したいですね。

来年の名月は9月10日で、ふたたび満月日に重なります。しかも登ったばかりに満月瞬時を迎える絶好のタイミング。南中頃は土星・木星・火星の外惑星トリオ+天王星と海王星まで勢揃いし、華を添えるでしょう。

  • ハゴロモ

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  • ハゴロモ

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参考:
アーカイブ「伝統的七夕・中秋の名月の一覧」(ブログ内)
アーカイブ「満月とブルームーンの一覧」(ブログ内)

今日の太陽2021/09/22

20210922太陽
朝から雲の多い晴れ。県内や近県の一部で弱い雨が降っているようで、夜は雨予報。明日朝まで不安定な状態と思われます。午前の早いうちに雲間を狙い太陽観察を済ませました。

20210922太陽リム
左は9:30頃の撮影。活動領域は12871(南)、12872(北)、12873(北)。12871と12872では昨日から今朝にかけてBクラスやCクラスのフレアが頻発していたみたいですね。12871は左画像撮影時もかなり明るく見えました。昨日見えた南半球の微小黒点はまだ残っており、黒点範囲がかなり広がったようです。でも今日昼時点では採番されていません。

右上のプロミネンスが目立っていました。左下も増えてきましたね。明日23日04:22に二十四節気の「秋分」をむかえます。太陽は天の春分点から180°移動し終え、いよいよ天の赤道から南側に突入します。日の入りがぐんぐん早まってきましたよ。