月面の魔女2023/05/09

20230428_Witch Face_(Maginus Ray)
Spaceweather newsギャラリーをパラパラ見ていたら、タイの方が「A witch face on Moon」と題した月面画像を投稿しておられました。そう来たか!

これは当ブログで何度か紹介してきた「マギヌス・クレーターのRay現象」です。4月28日の撮影らしいので、当ブログ2023年4月29日記事掲載のものと同じタイミング。さっそく自分撮影の画像を切り取り、左に掲載してみました。右方向が月の北極方向です。

筋の通った鼻、鋭いあご、睨みつける眼、太い唇…。影になっているクレーター底はモジャモジャの長髪に見え、まさに魔女そのもの。うーむ、面白いけど怖すぎる!

非の打ち所がない「見なし」、背筋が凍るほど感動しました。次にマギヌスRayが条件良く見えそうなのは10月22日19時前後、その次は12月20日20時前後かな?

参考:
月面のRay現象をご存知ですか?(2022/04/11)

今日の太陽とハロ現象2023/05/09

20230509太陽
昨夜から今朝は薄曇り。もうすぐ5月中旬と言うのに外気温が8度、室温も15度まで下がり、とても寒く感じました。朝からも巻雲が取れませんが、日差しがあるから日向は少し暖かい。それでも20度に届きません。気象庁アメダス速報値の本日0時から15時までの集計による夏日地点数は60、真夏日地点数・猛暑日地点数ともに0。

20230509太陽リム
左は12:40過ぎの太陽。薄雲越しです。このときX線フラックスはMクラスで、約10分後にM6.57のピークを迎えました。中央右上、活動領域13296に見えるフレアが原因のようです。左端やや上に新しい黒点が見えてきました。プロミネンスはやや減ったものの、小さいものがあちこち出ています。

観察中ずっと弱い内暈と環水平アークが見えていました(下A・B画像)。内暈は上半分がほとんど見えず。環水平アークは5月5日に見えたものよりだいぶ長かったですが、まだまだ最長に遠く及びません。

  • 20230509内暈

    A.内暈
  • 20230509環水平アーク

    B.環水平アーク