山形の板垣さんがM101に超新星発見2023/05/21

20230521_SN2023ixf in M101
20日2:30少し前、山形県の板垣公一さんがおおぐま座の回転花火銀河「M101」に14.9等の超新星候補天体を発見したとのこと。

この天体はすぐ分光され、Type2の超新星と判明しました。昨夜半前に撮影してみると、想像していたより明るく感じたのでびっくり。夜通し無理なく観察できる位置なので、しばらく追えそうですね。距離6Mpcと比較的近いですから動向が楽しみ。

この他、飛来する雲に阻まれながら別の天体をひとつ撮影したのですが、処理が間に合わないので明日以降掲載します。

今日の太陽2023/05/21

20230521太陽
昨夕からだんだん雲が引いたものの、新月直後の初月を探せるほど低空は晴れず残念でした。ちなみに昨日の新月はブラックムーンでした。夜はしばらく風が残り、ときおり雲も横切って天体観察に少し支障が出ました。未明は落ち着いたものの、明け方が近づくと共にまた雲…。

20230521太陽リム
今日もすっきりしませんが、夕方前に雲が薄くなったときを狙って太陽観察。左は15:10頃の撮影。雲で散乱しています。左上の活動領域13311が手前に発達し、新たに13314と採番されました。南半球の13310にある黒点が中央に寄ってきて目立ちますね。プロミネンスもあちこち出ていて面白い。

20230521_SOHO_LASCO-C3
今日は二十四節気の「小満」。湿気と暑さがぶり返してきました。気象庁アメダス速報値の本日0時から15時までの集計による夏日地点数は494、真夏日地点数は15、猛暑日地点数は0。

小満を迎えたと言うことは、春分から地球が60°公転したと言うこと。このころ地球から太陽を見ると黄経がほぼ60°のプレアデス星団(すばる)が近くに見えます。

右は太陽観測衛星SOHOサイトからの引用で、本日0:18UT撮影の画像。太陽とすばるがきれいに並んでいますね。左下にはヒアデス星団の一部も見え始まっています。