新年早々、また板垣さんが新天体発見! ― 2020/01/03
すごい快挙!年末にAT2019yvqを発見したばかりの山形県の板垣公一さんが、年明け早々に新たな16.9等の超新星候補天体を見つけたそうです。発見は昨日2日5時半過ぎのことで、場所はうみへび座のIC4351。うみへび座と言っても尻尾の先端(てんびん座側)付近で、日本から全容が見えないケンタウルス座との境界近く。明け方近くにようやく高度20°に達するかどうかという低空なのでした。
住宅が密集している我が家(アパート)の駐車場からはほぼ見えないと思われましたが、丹念に探してみると、建物の隙間から1時間くらい見える場所がわずかにあることを発見。そこに機材を組んで待つことにしました。
夜半前から雲が多くなり、2時頃まで絶望的なお天気だったものの、その後は回復に向かい透明度も上がりました。なんとか左上画像のように撮影できた次第です。暗黒帯が横切る見事なエッジオン銀河ですが、なにしろ低いので大気の浮き上がりによるガイドエラーや恒星の色ずれが心配でした。(画像は色ずれ補正してあります。)年末年始も関係なく探し続ける板垣さんのメンタルと、それを支え続けているであろう周囲の方々に脱帽です。
住宅が密集している我が家(アパート)の駐車場からはほぼ見えないと思われましたが、丹念に探してみると、建物の隙間から1時間くらい見える場所がわずかにあることを発見。そこに機材を組んで待つことにしました。
夜半前から雲が多くなり、2時頃まで絶望的なお天気だったものの、その後は回復に向かい透明度も上がりました。なんとか左上画像のように撮影できた次第です。暗黒帯が横切る見事なエッジオン銀河ですが、なにしろ低いので大気の浮き上がりによるガイドエラーや恒星の色ずれが心配でした。(画像は色ずれ補正してあります。)年末年始も関係なく探し続ける板垣さんのメンタルと、それを支え続けているであろう周囲の方々に脱帽です。
今日の太陽 ― 2020/01/03
上弦の時期です ― 2020/01/04
昨夕から今朝にかけてよく晴れました。夕空に美しい上弦が出ていたので、つい望遠鏡を向けてしまいました。
左画像は3日19時頃の撮影で、太陽黄経差は約92.38°、撮影高度は約51.4°、月齢8.2。星々の瞬きは少なく、月もある程度高かったので良く見えるかなと期待しましたが、思ったほどではありません。まぁ、冬の宵は気温急降下で大気が乱れますからね。
例の如くミネラルールムーン色調に仕上げてみました。先月の上弦(月面Xの日)以来、いくつかの月相でこの色調表現を試しています。一周回ってだいぶノウハウが溜まってきました。やればやるほど奥深くて興味をそそられ、そしてとても難しいです。
今回の上弦はすでにX地形のほか、LOVE地形全部にたっぷり光が当たっています。探してみてください。この後月面の拡大撮影や他天体の撮影などを楽しみました(一部を下に掲載)。しぶんぎ群も気になって観察しましたが、殆ど流れずがっかり。街中ではこんなものなのでしょうか。
左画像は3日19時頃の撮影で、太陽黄経差は約92.38°、撮影高度は約51.4°、月齢8.2。星々の瞬きは少なく、月もある程度高かったので良く見えるかなと期待しましたが、思ったほどではありません。まぁ、冬の宵は気温急降下で大気が乱れますからね。
例の如くミネラルールムーン色調に仕上げてみました。先月の上弦(月面Xの日)以来、いくつかの月相でこの色調表現を試しています。一周回ってだいぶノウハウが溜まってきました。やればやるほど奥深くて興味をそそられ、そしてとても難しいです。
今回の上弦はすでにX地形のほか、LOVE地形全部にたっぷり光が当たっています。探してみてください。この後月面の拡大撮影や他天体の撮影などを楽しみました(一部を下に掲載)。しぶんぎ群も気になって観察しましたが、殆ど流れずがっかり。街中ではこんなものなのでしょうか。