夕空で月と火星が接近2018/10/18

20181018_10800月
日が沈む頃には雲が取れて、爽やかな夕空になりました。南東には上弦過ぎの月が輝いています。こんな夕方は本当に久しぶり。調べると太陽黄経差108°のタイミングだったので、久しぶりにアーカイブ用撮影をしました。

左の月は19時少し前の撮影で、太陽黄経差108.0°、撮影高度36°あまり、月齢は9.26です。やや低かったので大気の揺らぎが心配でしたが、思ったほどひどくはありませんでした。月面X付近はすっかり日が当たっていますが、まだXの形が分かりますね。VやLもギリギリ見えますが、Xほどではありません。

今夕に空を見上げた方はお気づきでしょうが、月のすぐ側に火星が輝いていました。ひと頃よりだいぶ暗くなったものの、まだ目立ちます。

20181018月と火星の接近
右は多段階露光で月明かりを抑えつつ、両星の接近を撮影したもの。周囲の微光星もできるだけ拾い上げてみました。もっと遅い時間ならもっと接近していたはずです。月と火星は11月16日、12月15日、来年1月13日という具合に、来年春先まで約1ヶ月ごとに接近します。見る度に月齢が変わるので、ぜひ連続してご覧くださいね。なお今年の「後の月」(十三夜・豆名月)は10月21日です。どうぞお忘れなく。

参考:
アーカイブ:月の形(黄経差108度以上、144度未満)

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