久しぶりに風のないお月見2024/01/27

20240126神酒の海付近
昨夜から今朝にかけ快晴。宵に残っていた強めの風も夜半ごろにはほとんど無くなりました。気温2度を下回っていたので短時間に留めましたが、落ち着いてお月見を楽しむことができました。見始めのシーイングは2/10と酷かったものの、終わる頃には3/10程度に上がり、撮影し直したシーンもありました。

左画像は神酒の海エリア。強風だったひと晩前より良く解像しています。シオリ・クレーターの光条も確認できますから探してみてください。満月を過ぎて、これからどんどん明暗境界が迫ってくるでしょう。SLIMの太陽発電が可能なのもあと4日ほど。がんばれSLIM。画像左上角に黒い光条(?)を持つディオニュシウスが見えています。光ってないから光条というのも変ですね…。

東リムを撮影した中から下に3枚掲載。下A画像は危難の海から北側にかけて。秤動は不利でしたが、ガウスがよく見えていました。ガウス内に明確な中央丘は無いようですが、一番高い山の山頂が光って見えます。たまたま良い角度だったんでしょうか。危難の海の奥側にあるたくさんの小山も星団みたいに光ってますね。

下B画像は東側火口列付近。明暗境界に差しかかったフンボルト・クレーターがたいへん美しい。その北にあるヘカタイオスとヘカタイオスKも雪だるまのように繋がって見え、首の位置に相当する段差(ヘカタイオス側のクレーター縁)が毛糸の襟巻きの質感を思わせます。

下C画像は前夜にも撮った南の海付近。だいぶ影に飲み込まれてきました。オーケンやブリスベンZの内部にはリッジが横切っているのですが、それが線のように写っています。これくらいの位相のとき見えるのですね。シーイングの良いときに見てみたいものです。長く伸びるスネリウス谷やカーブしているレイタ谷も見やすくなりました。

  • 20240126危難の海、クレオメデス、ガウス

    A.危難の海付近
  • 20240126ラングレヌス、フンボルト、ペタヴィウス

    B.東側火口列付近
  • 20240126ペタヴィウス、ステヴィヌス、南の海

    C.南の海付近


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