台風になるかも知れない熱帯低気圧が発生 ― 2019/11/05
気象庁によると、昨夜4日21時に「台風になるかも知れない熱帯低気圧」が発生したとのことです。
左画像は熱帯低気圧発生時の気象衛星ひまわり画像(画像元:RAMMB/画像処理・地図等は筆者)。夜間なので赤外波長の白黒画像です。フィリピン西部海域にあるオレンジ点線円が熱帯低気圧中心、赤点線円が台風23号中心の、各直径1000km円を表しています。
この熱帯低気圧の前身である低気圧は少し前から西進していたのですが、昨日急に東進へ変わりました。各国の気象モデルもまちまちで、つまりはこの付近で迷走しているようです。日本に到達する可能性はあるのでしょうか?
いっぽう台風23号は「強い」クラスとなっています。もう少し成長しそうな予報です。
散開星団M38に接近するパンスターズ彗星 ― 2019/11/05
星雲星団を巡っているパンスターズ彗星(C/2017T2)。今朝方は散開星団M38のすぐそばにいました。左画像の左上に彗星がいます。探してください。
10月31日に撮影したときも近いと言えば近かったのですが、無理矢理な構図にしないと写野に収められない位置でした。今朝方は彗星と星団が1.2°という距離でしたから、大抵の小型望遠鏡でいっぺんに観察/撮影できたでしょう。
少しでも彗星を大きく写そうと、今まで使ったことのない組み合わせで焦点距離を伸ばしたら、コマ収差が少し目立ってしまいました。でもまぁ、冬の様に晴れ上がった空で、美しいツーショットになってくれました。撮影開始から片付け終了までに4度近くも気温が下がったことに驚き。今期初の一桁台前半でした。いよいよ冬支度ですね。
10月31日に撮影したときも近いと言えば近かったのですが、無理矢理な構図にしないと写野に収められない位置でした。今朝方は彗星と星団が1.2°という距離でしたから、大抵の小型望遠鏡でいっぺんに観察/撮影できたでしょう。
少しでも彗星を大きく写そうと、今まで使ったことのない組み合わせで焦点距離を伸ばしたら、コマ収差が少し目立ってしまいました。でもまぁ、冬の様に晴れ上がった空で、美しいツーショットになってくれました。撮影開始から片付け終了までに4度近くも気温が下がったことに驚き。今期初の一桁台前半でした。いよいよ冬支度ですね。
今日の太陽 ― 2019/11/05
2019年の台風24号が発生 ― 2019/11/06
昨日から「台風になるかも…」と気象庁が呼びかけていた熱帯低気圧は、5日21時、台風「ナクリー/NAKRI」になりました。直前の台風23号発生から2日と21時間後に24号が発生し、23号は「猛烈な」クラスまで到達して活動全盛期ですので、ダブル台風期間に突入しました。
左画像は24号発生から6時間後、6日3:00の気象衛星ひまわり画像(画像元:RAMMB/画像処理・地図等は筆者)。夜間なので赤外波長の白黒画像です。赤点線円は各台風中心の直径1000km円を表しています。左が24号です。
24号が日本に直接影響する確率は低いものの、低気圧西進→熱帯低気圧東進→台風西進…と、複雑な動きを見せており、十分注意する必要がありますね。