自宅から夜明けの三惑星2018/12/27

20181227明け方の三惑星
なんだか今年の12月は晴天率が悪い印象です。しっかり統計を取ったわけではありませんが、夜も含めて「雲量1割以下の快晴時間」が続きません。何か緩やかな気候変動の締め上げを喰らっているのでしょうか、それとも単なる気まぐれか…。

それはさておき、昨夜から今朝も雲が多く、何も観察できないまま夜明けを迎えました。時々雲の無い時間もありましたが、前述のように長時間持ちませんから、観察機材を組み上げる間に曇ってしまいます。

朝6時過ぎに外へ出ると意外なほど雲が引いています。気温は覚悟したほど冷え込んでいませんでした。見晴らしが悪い自宅アパートを歩き回りながら低空の木星を探すと、一緒に水星やアンタレスも姿を見せていました。電線や建物がビッシリですが、記念にスナップを撮っておきました(左画像)。もう30分早く晴れてくれたら、見晴らしよい場所へ行けたのですが…

隣家のクリスマスローズはほぼ枯れてしまいましたが、キンカンがたわわに実っています。季節が移り、間もなく年も代わります。一年というのはあっと言う間ですね。

今日の太陽2018/12/27

20181227太陽
昨夜から今朝も雲多め、午前中もその流れでした。昼前からは青空が広がりました。ほんの少し冷たい風が吹いています。

20181227太陽リム
左は12:40前の太陽。雲が途切れ、大気が少し落ち着いてからの撮影です。活動領域はありません。X線フラックスなどを見ても、いかにも低レベルな太陽活動でした。左下リムのプロミネンスはまだがんばっており、右サイドにも幾つか小規模プロミネンスが見えます。今年あと何回太陽観察できるか分かりませんが、地道に楽しみながら続けていこうと思います。

最強レベルのシベリア高気圧が出現中2018/12/27

20181227-0900天気図
日本のはるか南の海にある台風のたまごは未だ熱帯低気圧のまま、24時間程度でフィリピンに上陸しようとしています。発達が滞っているようですが、少なくとも熱帯低気圧としてのエネルギーは保っていると言うことですから、お近くの方は油断しないようにしてくださいね。

ところで、本日の天気図にはついに1070hPaという超高気圧が現れていました。左は気象庁サイトからの引用で、27日9:00の地上天気図(見やすいよう着色しています)。バイカル湖近くに中心を持つシベリア高気圧です。私の記憶が間違ってなければ、今冬期(2018年11月以降)で最も高い高気圧は12月6日から7日にかけて現れた1068hPaというシベリア高気圧でした。今日はそれを上回っています。

2016年11月28日の記事で、2002年11月以降2016年春までの各冬期における「気圧の高い高気圧と気圧の低い低気圧」を調べました。この続きにあたる今年11月までの統計を取ってみましたので下に掲載します。これによると1070hPaレベルの高気圧は2018年1月に出現していました。たまに現れるようですが、5年から10年に一度と言った頻度です。日本にかなり強い寒気をもたらしそうですから、年末年始はどうか十分ご注意ください。

【日本付近の高気圧と低気圧の中心気圧極値・2016年-2018年の各冬期調べ】※括弧内は気圧(hPa)です
時期気圧形態11月12月1月2月3月4月
2016年

2017年
高気圧 11月20日(1060)
11月21日(1068)
11月22日(1068)
11月23日(1060)
12月26日(1060)
1月18日(1060)
1月19日(1060)
1月21日(1060)
1月28日(1060)
1月29日(1060)
1月30日(1060)
1月31日(1060)
2月7日(1064)
2月8日(1064)
低気圧 11月29日(956)
12月14日(956)
12月15日(952)
12月16日(948)
12月29日(936)
1月10日(960)
2月1日(960)
2月2日(960)
2月3日(960)
2月8日(958)
2月21日(956)
2月22日(960)
2月23日(954)
4月13日(952)
2017年

2018年
高気圧12月15日(1064)
12月16日(1064)
12月18日(1060)
1月2日(1068)
1月3日(1064)
1月4日(1064)
1月5日(1064)
1月6日(1060)
1月22日(1060)
1月23日(1060)
1月25日(1064)
1月26日(1064)
1月27日(1072)
1月28日(1072)
2月1日(1064)
2月2日(1060)
2月3日(1060)
低気圧12月10日(952)
12月18日(960)
12月26日(948)
1月6日(948)
1月10日(956)
1月24日(960)
2月28日(952)
2018年

2019年
高気圧未集計未集計未集計未集計未集計
低気圧 11月23日(960)
未集計未集計未集計未集計未集計

  • 2016/11/28の記事に掲載した表の続きです。
  • 気象庁「日々の天気図」を元に目視で統計を取りました。11月初日から4月末日が対象です。見落としがあったらすみません。
  • 高気圧は1060hPa以上、低気圧は960hPa以下(台風は除く)を探しました。複数ある場合は極値のほうを選択しました。
  • 高気圧・低気圧ともに中心位置が概ね北緯40°以北のもののみを対象にしました。従って低緯度の台風などは含まれません。
  • 停滞しているか移動性かは区別していません。また天気図内に気圧表記がない場合は対象外とします。
  • これらが存在したからと言って必ずしも日本が大寒波になるとは限りません。表中の値よりも若干平均寄りの高気圧・低気圧はほぼ毎日のように存在しています。
  • 2018年12月以降はまだ「日々の天気図」が公開されていないので未集計です。


参考:
二年ぶりにスーパーシベリア高気圧が最高値更新(2020/12/29)……上記表の続きがあります