2018年の台風28号が発生2018/11/20


20181120-2100台風28号
日本のはるか南海上にあったふたつの熱帯低気圧のうち、後から発生した東側のものが本日20日21時に台風28号「マンニィ/MAN-YI」になったと、気象庁から発表がありました。直前の台風27号発生から3日と3時間後、消滅からは2日と6時間経っています。(※27号は短命でした。)

左は発生時の気象衛星画像(画像元:RAMMB/画像処理・地図等は筆者)。夜間なので赤外線の白黒画像です。赤点円は台風28号、オレンジ点線円は熱帯低気圧で、それぞれを中心とした直径1000km円を示します。熱帯低気圧は18日の記事でフィリピン東海上に見えていたものです。これも「台風になるかも知れない」と気象庁が宣言してから二日半くすぶっています。

28号は現在北緯5度弱という低緯度にいますが、今後日本近海までやって来る予報が出ています。まだ遠いためはっきりしませんが、いくつかの気象モデルを見ると勢力を強めつつ小笠原諸島付近まで北上するのではないか、という進路が示されています。また間もなくフィリピンに上陸するであろう熱帯低気圧も、まだ台風ではないと言うだけで警戒が必要です。季節外れですが、お近くの方々は油断せず早めに対応してくださいね。(※1964年や1991年には11月に6個もの台風が発生しています。)

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