やっと超新星SN2018aazを観察2018/03/13

20180313_SN2018aaz in NGC3158
前夜は撮影が遅すぎてうまく撮れなかった超新星SN2018aaz(NGC3158内)を、今朝方再度撮影しました。快星かと思っていたのに意外に雲が多く、まとまった露出時間がなかなか確保できない夜でした。他にも色々撮りたかったけれど、透明度もすこぶる悪く、このワンシーンだけで精一杯。

SN2018aazは山形県の板垣公一さんが今月6日に発見した超新星で、ご本人の発見は今年4個目、通算135個目となります。すごすぎる…。この画像からの測定では17.7等前後でした。この写野内には銀河が何十個も写っています。

今日の太陽2018/03/13

20180313太陽
明け方前まで度々雲がかかる空でしたが、朝からはよく晴れています。透明度は低く、太陽を撮影すると感度を上げなくてはいけません。雲のない青空ですが、水蒸気が多そうです。こういう日は花粉光環が出ていてもハッキリ見えません。

20180313太陽リム
左は9:50頃の太陽。こんなに何も無い太陽は初めてかも…。プロミネンス一本すらありませんでした。太陽観測衛星の画像などを見ると、何もない太陽の中央および両極に巨大な「コロナホール」が大きく口を開けていました。太陽を取り巻くコロナの密度が低く、温度も低いところです。3月3日以降は黒点がないので、無黒点連続10日を越しましたね。