今日の太陽と春の嵐2018/03/01

20180301太陽
朝のうちは嵐のようでしたが、9時台から少しずつ青空が広がり、昼にはすっかり晴れました。上空の気流はかなり乱れています。

20180301太陽リム
左は11:10過ぎの太陽。右に寄りつつある活動領域12700と、中央左上のダークフィラメントはまだ見えています。加えて、左リムに林の木々のようなプロミネンスがそそり立っていました。たった一日でずらっと勢ぞろいするのが面白いですね。木々の根元には何かあるのでしょうか?二、三日経ったら見えるかな?

20180301-0710降水ナウキャスト
時間は遡りますが、3月はとんでもなく激しい嵐からスタートしました。日付が変わる頃降り出した雨は明け方に強くなり、朝は雷を伴う豪雨。7:23には当地・茨城県に竜巻注意情報が発表されました。ちょうど通勤通学の時間帯でしたから大変だったことでしょう。

右は気象庁サイトからの引用で、本日7:10の降水ナウキャスト。茨城県南部が強い雨に襲われているのが分かります。昨日から日本を横切り始めた台風並みの低気圧は、沖縄から北海道に至るまで風雨をもたらしたようです。

20180301-2100日最大瞬間風速
(追記)
7:40ごろ茨城県行方市で突風が発生、車両の横転やトタン屋根が飛ぶ被害がありました。日本版改良藤田スケールでJEF1相当(風速39~52m/s)とのこと。全国的に日最大風速が15m/s以上、日最大瞬間風速なら25m/s以上の地域が終日たくさんありました。左は気象庁サイトからの引用で、21:00現在の日最大瞬間風速マップ。

夕空でビーナスとキューピッドが接近中2018/03/01

20180301金星と水星
朝の嵐が嘘のように晴れ渡った午後。ときおり5m/sから7m/sの風が吹き荒れ、外出するのもなかなか大変でした。でも南西の風だったので気温は19度近くまで上がり、肌に突き刺すような風にならなかったことが幸いです。

夕方になって雲もすっかりなくなったので、帰宅した足でそのまま機材を抱え、近くの見晴らし良い場所へ。ぼちぼち夕空で金星と水星が接近してるはずだからです。最接近は3月4日ですが、今週末から来週にかけて天気の上下が激しく、いつ見ることができるか分かりません。「晴れたら必ず見る」という勢いが大事なのです。

雲は無かったものの、透明度は高くありませんでした。日没後10分も経つと金星が見えましたが、水星は双眼鏡でも見つかりません。カメラの画角を頼りに少しずつ配置を変えながら撮影をつつけました。

そうこうするうち少しずつ暗くなり、気付くと背後に満月が煌々と光っています。水星もやっと見え始めましたが、低空のため減光していました。60枚ほど撮って終了です。2月17日に撮影したときより金星は高く、帰り道もずっと見えていました。高いと言っても5°位なんですけどね。4日の最接近時は今日の半分くらいまで近づくでしょう。そのあとは水星のほうがどんどん高くなり、16日に東方最大離角を迎えます。再び極細の月が並ぶ19日夕方には、月・金星・水星の三天体会合です。今日よりずっと高さがあるので、晴れたらお見逃しなく。