昨夜から今朝にかけても透明度が上がらない空。濃霧の予報でしたが、大気に風は無く気温高めでドロッと重たい感じ。シーイングが良い気がして望遠鏡を出しておきました。

しばらく慣らした後に土星を見ると、今期最高と思うような揺らぎの少ない像でビックリしました。少し雲があったけれど思い切って30分近く撮影し、仕上げました。うーん、一昨日と比べ雲泥の差ですね。揺らぎが無いとこうも安定するのか…。

明日8日夜はもう衝を過ぎていますから、この時期に良い空に巡り合えたことに感謝。本体手前を横切る環がいつもより若干明るく感じました。先入観かも知れませんけど…。

ということで、衝のメモを貼っておきます。天文カレンダーの中には赤経の衝が書いてあることもあるのでご注意。位相角を見れば分かる通り、影が最小になり土星が最も明るくなるのは黄経の衝です。

【2024年9月8日の土星メモ】
• 黄経衝の瞬時：13:35:11 JST
• 赤経衝の瞬時：9日 10:47:36 JST
• 地球最接近：16:12:01 JST、8.658069 AU
• 位相角最小の瞬時：13:20:52 JST、0.2286°

このあと木星も見たいと思い機材を出しっぱなしにしておきましたが、薄明開始前には濃霧に覆われてしまいました。望遠鏡があまり濡れてなかったのは幸いでした。