誕生日と満月2021/03/30

20210329_19098月
昨日は特別な満月夜でした。とても個人的で恐縮ながら、自分が生まれてから三度目の誕生日満月を迎えたのです。明け方に満月瞬時だったため、本来は「満月夜」と言ったら前夜(28日夕方)から当日朝までに見える月を指すことが多いのでしょうけれど、29日は朝まで雨でしたからね。それに「誕生日満月」は日付一致が基本ルールで前夜は含みません。昨夜の月は許容範囲です。満開を迎えた桜と満月に包まれ、最高の祝福でした。

昨夕からも薄雲があり、夜には曇ってしまう予想だったから見えないかなぁと半分諦めていました。でも隣家の屋根から月が顔を出す頃にはまだ薄雲越しにはっきり見えました。ありがたや。とは言え、望遠鏡で撮影できるほど鮮明でもなかったため、庭撮りならぬ、部屋撮りで撮影(左画像)。コンデジのズーム機能だけで撮影しました。解像力や収差などはともかく、丁寧に仕上げれば結構ディティールが出てくれますね。

左は22:40頃の撮影で、太陽黄経差は約190.98°、撮影高度は約41.5°、月齢16.14。満月瞬時から19.5時間経過し、もう右側が欠け始まっています。撮影後程なくしてかなり雲(霧?)が厚くなってしまいました。

アーカイブ「誕生日満月の一覧」をご覧いただくと分かりますが、誕生日と満月とが一致するのは日によってばらつきがあるため、多い方も少ない方もいらっしゃいます。私の誕生日では200年間で8回発生しますが、前日3月28日では4回のみ。ホワイトデー生まれの方なら3回、閏日生まれならわずか2回しかありません。逆に、七夕満月やクリスマス満月なら9回もあります。ただし天気まで考えたら、一生のうちにしっかり見ることができるのはせいぜい1、2回でしょう。誕生日満月は意外に貴重なのです。

今日の太陽2021/03/30

20210330太陽
昨夜一時的な晴れ間があったものの、度々雲に覆われました。今日もぱっとしない空が続いています。午後になって少し日がさしたので、なんとか太陽観察。

20210330太陽リム
左は14:40ごろの撮影。雲とモヤ(黄砂?)のため光がとても弱く、通常の1/4程度しかコマ数を稼げませんでした。活動領域12811と12812が残っています。12812は小さな黒点があるようですが分かりません。右上リムから凄まじく巨大なプロミネンスが立ち上っていました。その他あちこちに小さなプロミネンスが見えますね。

20210330午後の西空
15時前後の空は右画像のようでした。昨日より透明度が落ち、太陽周囲のボヤッとした広がりも大きくなりました。今日は東京でも黄砂が観測されたとのことなので、間違いなく当地・茨城にも来ていることでしょう。(※気象庁の黄砂観測はあくまで水平視程での判断ですから、地上付近に落ちること無く上空を漂う黄砂までは捉えてないと思われます。)