今日の太陽2015/04/29

20150429太陽
昨夜は月も星も全く見えませんでした。今朝は薄日が差す天気ですが、次第に雲が厚くなる予感。まだ太陽が見える9時半頃に観察しました。画像は全て薄雲越しで、コントラスト悪いです。

驚いたのは、昨日まで東にあった巨大ダークフィラメントが一夜にして消えたこと。自分が観察した中では、22日に巨大プロミネンスとして東端に見え始まってから実に一週間。本当にがんばってくれました。
20150422-0428太陽連続


20150422-0428太陽連続


せっかくなので22日から28日まで撮影した太陽東側を組写真にしました(右)。2種類あります。それぞれ横に長いので、スクロールしながらご覧ください。画像は極力同じ調子になるようにしてあります。

残された太陽面には大きく目を引くものはないですが、東や西に小柄で活発なプロミネンスが見えています(下画像・カメラは適宜回転してます)。

  • 20150429太陽拡大
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夕空の水星とすばるが近くなりました2015/04/29

20150429水星と星団たち
夕方になってようやく晴れ間が出てきました。絹雲が少したなびいていますが、なんとか水星が見えそうです。薄暮の終わりとともに沈んでしまうので、明るいうちから待ち構えました。

ようやく水星が見え、写真の構図も定まります。4月27日に撮影したときより水星がプレアデス星団に近いため、少しだけズームアップして撮ってみました。どこに何があるかは書きませんので、分からない方は27日の画像を参考にしてください。明日、明後日にかけて水星がすばるに大接近します。お天気晴れるでしょうか?

参考:
2015年4月-5月の内惑星とすばるの接近に関係する記事(ブログ内)

月明かりの中、暗い彗星にチャレンジ2015/04/29

20150429スワン・星明彗星(C/2015F5)
夜が訪れてもまだ晴れ間が続いていました。こんなに晴れる予定じゃなかったのに…。月明かりが大きいけれど、意外に空気が湿っぽくなくて、いつものようなモヤは少ないです。ここは思い切って暗い彗星にチャレンジしてみました。

まず、まだお目にかかれていないスワン・星明彗星(C/2015F5)に望遠鏡を向けました。減光しているとは言え、宵空で高度がかなり高くなったので光害の影響が少なくなります。月に配所しつつ、ギリギリまで露出してみました。
20150429スワン・星明彗星(C/2015F5)
撮影時のモニターでは全く分からなかったですが、丁寧に画像処理すると彗星が浮かんできました。彗星の動きに合わせて合成しないと拡散して像が見えない厄介者です。右の白黒反転画像ではしっかり分かりますね。やっと会えたぁ。

20150429スワン彗星(C/2015F3)
お次はスワン彗星(C/2015F3)。北極星のすぐ側です。実は赤道儀タイプの望遠鏡では北極星周囲、特に地面側の天体が苦手で、現在のラブジョイ彗星なんか夕刻だと望遠鏡が三脚側に干渉してしまい撮影できません。このスワン彗星は何とか大丈夫でした。でも画像にはそれらしい姿が見えず…
20150429スワン彗星(C/2015F3)
白黒反転でやっと淡い姿が…。ものすごく拡散してて暗いなぁ。

今夜の獲物は以上でした。もう少し写し甲斐ある8-10等前後の彗星がたくさん光ってて欲しいですね。

今日の月(夜)2015/04/29

20150429_12909月
夜が更けてもまだ晴れ間が続いています。ということで月が撮れました。22:45頃で、太陽黄経差129.09度、高度は43度あまり。気流は少し乱れていました。虹の入り江がちょうど出きったところですね。今夜は月が地球から遠い頃で、撮影していても小さいなぁって思いました。

参考:
アーカイブ:月の形(黄経差108度以上、144度未満)