明け方急に晴れたので木星を…2024/09/10

20240910木星
昨夜は曇り時々小雨。相変わらず近隣県で雷雨エリアが夜通し勃発しています。日付を越えて10日未明になると晴れ間が出てきました。度々雲の通過があるものの、明け方にはかなり大きな晴れ間になりました。慌てて望遠鏡を組み上げ、薄明時に木星のみ撮影できました。

左画像は10日4:20ごろの撮影。雲が通過してもシーイングは安定していました。今週末には視直径が40″に達しますので、かなり細部まで見えるようになりました。衝の頃にはこの状態から更に22%近く大きくなりますので楽しみ。

大赤斑が右下に沈もうとしています。もう1時間早く撮っていたら良い塩梅だったでしょう。当地の場合は明け方には高度が70°近くになりますので、首が痛くなります。でも高い高度は良いシーイングをもたらしますのでありがたい。珍しく(?)四大衛星が全て横一列に並んで見えました。

2020年12月の木星・土星超接近から4年近く経ち、両惑星の離角は90°を越えました。だから土星と木星を一夜に観察すると寝る暇が無くなります。ずっと近くだと良いのにな…なんて無理なお願いをつい望んでしまいますが…。次回木星と土星が超接近するのは2080年3月15日前後(→2020年12月8日記事の表参照)。うーん、世代変わっちゃってるなぁ…。(※超の付かない普通の接近なら2040年11月頃や2059年8月頃にもあります。)

今日の太陽2024/09/10

20240910太陽
朝から晴れ間が多めの空。昨夜小雨が降ったせいか湿度が高めに感じます。まだまだ熱中症に注意ですね。

20240910太陽リム
左は10:10ごろの太陽。北半球で中央子午線に接近してきた活動領域13814の大きい黒点周囲が活発ですね。その左隣にできた13822は衝黒点がΩの字みたいに並んでいます。相変わらず左リムからの供給は無し。プロミネンスも意外に少ないです。