寒空に浮かぶ月面X&LOVE ― 2023/11/21
昨夕はとてもよく晴れて、日没後に輝きだした月面にはすっかりお馴染みになったX地形やLOVE地形が浮かびました。
左画像は20日17:40頃の撮影で、太陽黄経差は約88.80°、撮影高度は約36.40°、月齢は6.97。上弦前ですから、まだ少し弦が凹んでいます。風が大変強くて望遠鏡の設置をためらうほどでした。月高度は前夜より高いはずなのに、シーイングは一層酷く感じました。左画像はかなり無理な画像処理を施していますが、それでも眠い画像で、細かなところが写っていませんね。
北極地方、桜型に広がるメトン・クレーターの西側にあるバロー(バロウ)で大変きれいなRayが見えています。そのすぐ北のスコアズビーMでも同様なRayが見えるようです(右画像参照)。アペニン山脈が光り始めていますが、アンペール山の二つ星までは光が届いていません。21日宵はもう二つ星周囲がかなり明るいでしょう。約一ヶ月後の12月20日宵なら、二つ星の出現がグッドタイミングで観察できるでしょう。
左画像は20日17:40頃の撮影で、太陽黄経差は約88.80°、撮影高度は約36.40°、月齢は6.97。上弦前ですから、まだ少し弦が凹んでいます。風が大変強くて望遠鏡の設置をためらうほどでした。月高度は前夜より高いはずなのに、シーイングは一層酷く感じました。左画像はかなり無理な画像処理を施していますが、それでも眠い画像で、細かなところが写っていませんね。
北極地方、桜型に広がるメトン・クレーターの西側にあるバロー(バロウ)で大変きれいなRayが見えています。そのすぐ北のスコアズビーMでも同様なRayが見えるようです(右画像参照)。アペニン山脈が光り始めていますが、アンペール山の二つ星までは光が届いていません。21日宵はもう二つ星周囲がかなり明るいでしょう。約一ヶ月後の12月20日宵なら、二つ星の出現がグッドタイミングで観察できるでしょう。
三重の中村さんが突発天体発見 ― 2023/11/21
11月18日19:14ごろ、三重県の中村祐二さんがヘルクレス座に13.8等の突発天体を発見したとのこと。
昨夕に月を観察しながら、同時進行でこの突発天体を撮影しました。風が強くて星像が肥大したけれど、なんとか写っているようです。対象天体はやや青白いように見えます。さて、どんな天体でしょうか?
ちなみに最近の新天体確認撮影では、16等以上の明るい場合127mmマクストフで撮影することが多くなりました。小さく軽い機材なので組み立てや片づけがとても楽で、風や振動の影響も大型機材より少なくて済みます。Fが大きいため求められるガイド精度は変わりませんが、重たい機器よりはガイド不良のリスクが小さいというメリットは捨て難いですね。実際、200mmクラスでの撮影に比べて歩留まりは高くなっています。
昨夕に月を観察しながら、同時進行でこの突発天体を撮影しました。風が強くて星像が肥大したけれど、なんとか写っているようです。対象天体はやや青白いように見えます。さて、どんな天体でしょうか?
ちなみに最近の新天体確認撮影では、16等以上の明るい場合127mmマクストフで撮影することが多くなりました。小さく軽い機材なので組み立てや片づけがとても楽で、風や振動の影響も大型機材より少なくて済みます。Fが大きいため求められるガイド精度は変わりませんが、重たい機器よりはガイド不良のリスクが小さいというメリットは捨て難いですね。実際、200mmクラスでの撮影に比べて歩留まりは高くなっています。