赤外域の波長に感度があるセンサーを搭載した気象衛星ひまわりからは、雲に遮られないエリアの火山噴火や森林火災、野焼きなど「熱くなったところ」が見えます。それは具体的な場所や時間の特定にも役立つでしょう。

昨日23日16時過ぎに埼玉県熊谷市内の利根川河川敷で発生した大規模な火災は9時間近く続いたとのこと。この乾燥した時期になんてことだと思いながらニュースを見ていました。ひまわりの映像も確認すると、少なくとも発生直後の16:20の画像から写っています。

左は火災発生直前の16:00から、だいぶ鎮火してきた22:30まで10分おきの全球画像（バンド7）から切り出して作った動画（元画像：RAMMB）。容量制限の都合で小さいですが、クリックしてご覧ください。埼玉と群馬の県境に明るく光るエリアが現場です。宇宙から見えるほどだったんですね。

河川敷って燃える草だらけですし、関東は強い季節風が川に沿って吹き荒れています。うまく消し止められなかったら大惨事だったでしょう。みなさま、火の用心ですよ！