勢力を強める台風12号、ハワイにも迫るハリケーン ― 2016/09/02
沖縄近海の台風12号は勢力を強めながら北上を続けています。全体が小柄ながらも、本日9:00現在はすでに暴風域を伴う「強い台風」に分類されています。明日朝には奄美大島に接近、4日朝には九州に接近との予報。左は今日9:00の気象衛星画像(画像元:NICTサイエンスクラウド/経緯線などは筆者)。赤点円は台風中心の直径500km円です。
いっぽう、昨日の記事で取り上げたハワイにもHurricane「LESTER」が迫っています。下は昨日1日3:00、今日2日3:00、9:00それぞれの気象衛星画像。先行してハワイ島をかすめたTropical Storm「MADELINE」は昨日のうちに通り過ぎたようですが、追いかけるように迫るハリケーンの大きな姿が不気味ですね。「ハリケーンの目」もしっかり見えていますよ。
再び夕空に月と惑星が集合します ― 2016/09/02
夕空に月と複数の惑星がまとめて見える時期が、9月頭に再びやってきます。ご案内しましょう。(※以下の星図はステラナビゲーターとStellariumを併用しています。)
約1ヶ月前の8月3日記事で、夕空に月と惑星たちがいっぺんに見えることを紹介しました。月は日々移動するので10日も経つと視界から消えてしまいますが、1ヶ月経てば再び似た状況になります。9月上旬も8月上旬同様に月惑星の接近が期待できるのです。ただし惑星も少しずつ居場所を変えますからご用心。
昨日はアフリカで金環日食が起こりましたから新月でした。今日あたりから夕空に月が戻ってきます。左上画像は明日9月3日から三日間の西空低空の様子。時間は日没から30分後です。(計算設定は茨城県つくば市ですが、国内ならだいたい同じ。)実際の空はもっと明るいですから、木星は見つける前に沈んでしまうかも知れません。明日の月齢2.0の極細月と金星との接近はなかなかの見所ですね。
アーカイブ:多天体の接近現象を見ると、今日9月2日から7日まで月と木星、水星、金星、土星、火星が離角90°以内に収まる計算です。これはあくまで計算上の話。この中で水星は12日の内合に向けて太陽へどんどん近くなっているので、暗くなる前に沈みます。同様に木星も27日に合を迎えるので太陽に近いです。ですから、実際の空では水星と木星は見えないと考えるのが現実的でしょう。
右は9月5日の南から西にかけての空。まださそり座付近にいる土星と火星も一緒に眺めてみましょう。金星は低空ですが、日没と同時に見え始めますから、うまくすれば月と三惑星をいっぺんに見ることができますよ。
約1ヶ月前の8月3日記事で、夕空に月と惑星たちがいっぺんに見えることを紹介しました。月は日々移動するので10日も経つと視界から消えてしまいますが、1ヶ月経てば再び似た状況になります。9月上旬も8月上旬同様に月惑星の接近が期待できるのです。ただし惑星も少しずつ居場所を変えますからご用心。
昨日はアフリカで金環日食が起こりましたから新月でした。今日あたりから夕空に月が戻ってきます。左上画像は明日9月3日から三日間の西空低空の様子。時間は日没から30分後です。(計算設定は茨城県つくば市ですが、国内ならだいたい同じ。)実際の空はもっと明るいですから、木星は見つける前に沈んでしまうかも知れません。明日の月齢2.0の極細月と金星との接近はなかなかの見所ですね。
アーカイブ:多天体の接近現象を見ると、今日9月2日から7日まで月と木星、水星、金星、土星、火星が離角90°以内に収まる計算です。これはあくまで計算上の話。この中で水星は12日の内合に向けて太陽へどんどん近くなっているので、暗くなる前に沈みます。同様に木星も27日に合を迎えるので太陽に近いです。ですから、実際の空では水星と木星は見えないと考えるのが現実的でしょう。
右は9月5日の南から西にかけての空。まださそり座付近にいる土星と火星も一緒に眺めてみましょう。金星は低空ですが、日没と同時に見え始めますから、うまくすれば月と三惑星をいっぺんに見ることができますよ。