今日の太陽 ― 2015/02/27
金星のそばを国際宇宙ステーションが通過しました ― 2015/02/27
午後雲が多かったのですが、夕方金星と火星が見えてくる頃は西空が晴れてくれました。一昨日2月25日に見たときより透明感がありました。ただ、すごい強風で閉口しました。金星と火星は今日もまた少し離れたようですね。
そしてまた同じように、天王星とのスリーショットも撮りました(下)。薄明中ながら、今日はかなり暗い星まで写っています。周囲の星との位置関係を2月25日と比較すると、惑星が動いているのが分かりますよ。ちなみにこれは固定撮影。5枚連写を恒星位置基準で合成しています。
さて、これらの惑星2&3ショットは18時15分頃の空ですが、遡ること30分余り前に金星の側を国際宇宙ステーション(ISS)通過が庭先から見えました。最小離角は13分角弱(1分角は1度の1/60)。月の半径より近いです。関東のどこかではISSが完全に金星を覆い隠したことでしょう。月や太陽のISS通過や明るい恒星とのニアミスは何度も見ていますが、惑星のニアミスは初めてで感動しました。
下写真の左は通過の様子を動画で撮って、4フレーム(約0.13秒)おきに合成したもの。真ん中は金星に一番近いときの1.5倍拡大画像。右は正確じゃありませんが、たぶんこういう向きで見たであろうというシミュレーション(Heavens-Aboveによる)です。
通過は17時44分で日没15分後という明るい薄明中でしたが、その時間は空の至る所に雲があって、見える確率はとても低かったのです。実際、予報時刻には金星も写らないほど厚い雲が横切っていました。ところがISS通過が20秒ほど遅れたようで、ちょうど雲から金星が出てきたところを通過してくれたのです。偶然が重なって貴重な写真が撮れました。たまにこういうのがあると心が折れずに生きてゆけますね。
参考:
アーカイブ:ISSの天体面通過
2015年2月の金星と火星の接近に関係する記事(ブログ内)
そしてまた同じように、天王星とのスリーショットも撮りました(下)。薄明中ながら、今日はかなり暗い星まで写っています。周囲の星との位置関係を2月25日と比較すると、惑星が動いているのが分かりますよ。ちなみにこれは固定撮影。5枚連写を恒星位置基準で合成しています。
さて、これらの惑星2&3ショットは18時15分頃の空ですが、遡ること30分余り前に金星の側を国際宇宙ステーション(ISS)通過が庭先から見えました。最小離角は13分角弱(1分角は1度の1/60)。月の半径より近いです。関東のどこかではISSが完全に金星を覆い隠したことでしょう。月や太陽のISS通過や明るい恒星とのニアミスは何度も見ていますが、惑星のニアミスは初めてで感動しました。
下写真の左は通過の様子を動画で撮って、4フレーム(約0.13秒)おきに合成したもの。真ん中は金星に一番近いときの1.5倍拡大画像。右は正確じゃありませんが、たぶんこういう向きで見たであろうというシミュレーション(Heavens-Aboveによる)です。
通過は17時44分で日没15分後という明るい薄明中でしたが、その時間は空の至る所に雲があって、見える確率はとても低かったのです。実際、予報時刻には金星も写らないほど厚い雲が横切っていました。ところがISS通過が20秒ほど遅れたようで、ちょうど雲から金星が出てきたところを通過してくれたのです。偶然が重なって貴重な写真が撮れました。たまにこういうのがあると心が折れずに生きてゆけますね。
参考:
アーカイブ:ISSの天体面通過
2015年2月の金星と火星の接近に関係する記事(ブログ内)