8月初っぱなの土星2024/08/01

20240801土星
昨夜も雷鳴が聞こえ、少し雨も降ったようです。夜半過ぎまでずるずる曇っていました。少し涼しい大気で8月を迎え、未明に幾らか晴れ間があったのでダメ元で望遠鏡を用意。雲の隙間から少しだけ土星を見ることができました。二日前よりシーイングが若干良かったけれど、3m/s程度の風が時々機材を揺らします。拡大率が高いため、少しの振動も影響します。

準備中はかなり寝た有明月や木星、火星が見えていましたが、ほどなく雲に隠されました。再度見えたのはもう日の出の時間でした。天文あるあるですね。さあ、そろそろ明け方にオリオンが見えてくる頃ですよ。

今日の太陽とハロ現象2024/08/01

20240801太陽
昨夜から今朝は曇りのち時々晴れ。日が高くなると巻雲の中に太陽が眩しい空となりました。気象庁アメダス速報値の本日0時から15時までの集計による夏日地点数は851、真夏日地点数は615、猛暑日地点数は202、酷暑日地点数は0、国内最高気温は広島県加計(カケ)ポイントの39.1度。8月もしばらく暑いですね。北陸、東北南部が梅雨明けしたそうです。

20240801太陽リム
左は15時過ぎの太陽。雲が薄くなるのを待ってこんな時間になりました。それでも少し霞んでいます。右半球の活動領域団体さんはリムに近くなってきました。代わって中央上の13769、左下の13772、そして新たに出てきた13774が活発です。プロミネンスも多いですね。

20240801内暈
昼前後にかけて内暈が出ていました(右画像)。外が蒸し暑いため、ずぼらして窓から撮っています。太陽はずいぶん天頂から離れ、秋の準備を始めています。立秋は8月7日。気温も少しずつ下がるでしょう。



ちょっぴり自己主張始めた宵の明星2024/08/01

20240801金星
夕方になると雲が湧いたり雷がやってくる日々が続きました。今夕は珍しく薄雲だけです。ひょっとしたら金星が見えるかも、と、日没ごろからスタンバイ。流れる雲の下に顔を出したところを撮影できました。左画像は日没約10分後の撮影。もう双眼鏡無しでもしっかり見えます。

今後の金星は10月が終わる頃まで日没後の高度が10°程度を這うように南下します。12月に入ると急激に高度を上げ、クリスマスやお正月の空に賑わいを添えることでしょう。