山形の板垣さんが超新星候補天体を発見2022/10/16

20221016_AT2022xlp in NGC3938
二日ほど遡りますが、山形県の板垣公一さんが10月14日4:20過ぎ、おおぐま座のフェイスオン銀河NGC3938に17等の超新星候補天体を発見したそうです。比較的近くの銀河ですので増光が期待されましたが、期待通りになっているようです。明け方低空で見づらいのが難点。

昨夜から今朝にかけては当初曇り予報だったのに、思いがけず夜半前からほぼ快晴に恵まれました。AT2022xlpを撮影するのは来週と諦めていただけにラッキー。今朝撮影したのが左画像。街中から低空の天体を狙うと、どちらへ向けてもフードの奥まで街灯が差し込みます。おかげで背景ムラが酷い状態でした。もっと暗い天体だったら見えなかったかも知れません。

どこかの天文台が分光してくれればどんなタイプの超新星か確定するのですが、あまりに低くて天文台の大望遠鏡が向かず、いまのところ確定してないようですね。→【追記】星仲間の(の)さんによると、京都大学のせいめいが分光してくれたようでSN2022xlpに確定です。SN Iax型という珍しいタイプの超新星とのことで、増光が遅いのが特徴らしい。

この超新星は3:30過ぎないと導入が無理だったため、それまでの間に機器調整がてら惑星と月を楽しみました。下画像は観た順に並べてあります。木星は大赤斑が見えない側でした。天王星は久しぶりに撮影しましたが、11月に衝を迎えるのでとても見やすくなっています。11月の皆既月食中に天王星が月に隠される掩蔽現象が起こるので、その前に望遠鏡で位置や明るさを確認したり、撮影に慣れておくことをお勧めします。

火星は欠け際にオリンポス山がキレイに見えました。黄雲は落ち着きつつあるものの、まだ続いているそうです。そういえば火星探査機インサイトが砂嵐のため電源低下、観測を中止せざるを得ないようですね。ちなみに下画像の天王星と火星は同じ比率。天王星は意外に大きいんですよね。月は下弦二日前。欠け際が面白くて何度も見返してしまいました。もう直線壁が見え始まっていますね。カッシーニ・クレーター近くに「P」と書いてあるんですけど誰のいたずらかな?

予期せぬ晴れ間があるとあれも観たい、これも観たいとあたふたしてしまいます。今夜はまた荒れてしまいそうですが、ともかく充実した一晩になりました。

  • 20221015木星

    A.木星
  • 20221015天王星

    B.天王星
  • 20221016火星

    C.火星
  • 20221016_24786月

    D.月


今日の太陽2022/10/16

20221016太陽
昨夜から今朝は一部雲が湧いたものの、特に夜半からは安定した晴れ間でした。今日朝からは再び雲が湧いて、晴れ間の少ない晴れです。明日にかけて大きく崩れそうなので、早め早めの行動…。

20221016太陽リム
左は11時過ぎの太陽。なかなか雲が切れず焦りました。ところどころにプラージュが見え、右上に活動領域13122・13123が加わったものの、強い活発さは感じられません。特徴あるプロミネンスの他、昨日はっきり見えなかった南半球高緯度のプロミネンスが見えていますね。このまま右まで到達して欲しい。

しばらく活発な領域は無いようですが、1、2日後に左下に見えそうな領域はあります。