宵の雲間の細い月2022/09/28

20220928夕空の月
日没頃の空は八割がた薄雲に覆われていました。新月後の月をまだ拝んでなかったから、低空に見えるはずの月を探しました。でも雲と空の明るさに負けてなかなか見えません。

日没から10分後、やっと雲間の月が肉眼で見えました。カメラを向けようとするとすぐ雲隠れ。何度もイタチごっこを繰り返し、ようやく断片的に百コマほど仕留めることができました。

左画像は18時前の撮影で、太陽黄経差は約30.21°、撮影高度は約8.96°、月齢は2.46。月が太陽に対して垂直ではなく水平方向へ離れる傾向がある時期ですから、必然的に欠け際がそそり立ちますね。弦傾斜は60.08°ありました。秋は離角が大きい割に高度が低いという特徴があります。

左上画像は画像処理で背景を暗くし、コントラストをかなり上げてあります。おかげで地球照がうっすら確認できるのですが、実際の空では薄雲がかかり、周囲も明るすぎて全く見えませんでした。そのうち厚い雲がどんどん押し寄せてきて、月そのものも見えなくなりました。ほんのわずかな時間ながら、月に癒やされて満足です。

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