今日の太陽と黒点の動向2022/03/31

20220331太陽
3月も今日で終わりですが、このところずっと天気が不安定なので暖かくなってるにも関わらず冬に閉じ込められたような感覚です。桜はもう満開なのですけれどね…。今朝方はいくらか星が見える時間帯があり、朝もよく晴れていましたが、太陽が高くなるとともに雲が多くなりました。今夜はまた雨予報です。

20220331太陽リム
左は9:40頃の太陽。しばらく拝めない間に北半球の大規模黒点群はだいぶ東へ移動し、12975・12976・12977・12980の4つの活動領域としてまとまっています。このうち12975(大きい黒点の右側、プラージュ付近)では今日未明の2:37JSTを極大とするX1.3クラスの強いフレアが発生しました。とても活発なようです。

南半球の大きな黒点のある12978もたくさんの小さな黒点を従えながら中央へ進みつつあります。更に南北同緯度に新たな黒点が入ってきました。左下リムにいくつものプロミネンスが立ち並び、右下や左上にも確認できます。活発で良いですね。今後が楽しみです。

黒点相対数の推移と今後の予報
少し黒点データを整理してみました。左はSILSO(ベルギー王立天文台)の観測データを元に描いた2001年から2022年1月までの黒点相対数の推移と、NOAA(アメリカ海洋大気庁)による2020年5月から2030年1月までの黒点相対数予測(2022年1月版)のグラフ。NOAAの予想に対して実際の黒点相対数は多めの傾向にあり、13ヶ月移動平均で比較すると2022年初め時点で20個/日ほどの差になっていると思われます。

2014年前後をピークとした第24太陽周期と、第25期を迎えた今期とでは同じくらいのピーク値だろうとの予報が2020年ごろから囁かれていましたが、このペースで増加すると2025年夏のピークが大幅アップする可能性がありますね。ピークを完全に過ぎる4、5年先までは太陽から目が離せません。

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