おぼろながらも十三夜の月2016/10/14

20161014十三夜
昨日10月13日は2016年の十三夜でしたが、当地・茨城県南では一日中皆曇となってしまい月がどこにあるかすら分かりませんでした。それでも時折起き出しては雲間から見えやしないやと探していると、日付が14日に変わり1時間ほどしたら、雲が他より薄い隙間がいくらか現れ、十三夜の月を拝むことができました(左画像)。

9月15日の中秋も薄雲越しの名月を見ることができたので、「片見の月」にならずに済みました。ふたつの名月をどちらも拝めることは、謂われなどにかかわらず嬉しいものです。

昔の決め方で晩秋の十三夜(後の月・豆名月)は新月から13日目の夜のことで、「月齢13の日」という意味ではありません。いっぽう「月齢13という意味の十三夜」は今夜です。ちょっとややこしいですが、昔の数え方は新月(月齢0)を月初め(1日)とするから、月齢(0スタート)と日付(1スタート)は本質的にひとつずれてしまうんです。

今日は全国的に晴れが多そうなので、夕方にはきれいな月が昇ってくるでしょう。昨夜見えなかったみなさんもぜひ今夜見あげてくださいね。なお、今夜は月面Aデーです。ちょっと南に低いけれど、南中頃に見え始まる絶好のタイミング。月面中央経度もよい時期です。望遠鏡を使える方はご覧ください。

参考:
アーカイブ:伝統的七夕・中秋の名月の一覧

コメント

トラックバック