台風21号が発生2016/10/14


20161014-0900気象衛星画像
日本の東の海上を足早に遠ざかった台風20号は昨日13日15:00に温帯低気圧となりました。寿命は4日18時間でした。入れ替わるように、12日頃から発生していた熱帯低気圧が昨夜21:00に台風21号(SARIKA/サリカー)となりました。直前の台風20号の発生からちょうど5日後、消滅からは僅か6時間後となります。更に本日9:00には24時間程度で台風になる恐れがある熱帯低気圧も新たに生まれました。

左は本日9:00の気象衛星画像(画像元:NICTサイエンスクラウド/経緯線などは筆者)。赤点円は台風/熱帯低気圧中心の直径1000km円。画像中央の赤点円が台風21号、右の赤点円が熱帯低気圧です。21号はしっかりした渦が見えてきました。明日には「強い台風」クラスとなる見込みだそうで、注意が必要ですね。熱帯低気圧のほうもかなり成長していますよ。

また左画像の左側、ベトナム沿岸からラオス、タイにまたがる辺りにも熱帯低気圧があります。これは昨日15:00時点で「台風になるかも知れない」として気象庁サイトに掲載されていましたが、今日は解除されていました。過去にさかのぼると6日に発生して10日に熱帯低気圧へ戻った台風19号の「続き」みたいです。ずっとこの付近に停滞気味でしたが、ごくゆっくり南西へ移動して再び台風予備軍に成長したのでしょう。下に6日から12日まで3日おき各15:00JST、および昨夜21:00の天気図を引用しておきました(画像元:気象庁サイト)。該当する低気圧位置に赤丸を付けてあります。12日のみふつうの低気圧になっていますが前日まで熱帯低気圧で、毎日見ていると同じものが変化していったようです。

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    10月6日15:00
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    10月9日15:00
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    10月12日15:00
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    10月13日21:00


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