山形の板垣さんが新星発見2024/09/11

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9月9日19:28ごろ、山形県の板垣公一さんがさそり座に11.4等の新星らしき天体を発見しました。オーストラリアのAndrew Pearceさんも独立発見されているようです。この発見等級は180mmのカメラレンズによる測定で、板垣さん自身が50cm望遠鏡で再確認したところ10.7等でした。(増光したのではなく機材差だろうと思われます。)直ちに分光されて古典的新星と確定されたようです。

たいへん明るいので早速撮影したかったけれど、折りしも天候不順続き。しかも宵空でもう西へ傾きかけているさそり座の胴体付近(M7の赤緯より低い)ですから、航海薄暮終了時点の高度はわずか16°弱。住宅街のど真ん中にある我が家からは全く見えません。そこで、二階ベランダ付近から見えないだろうかと思案。揺れるベランダに直接機材を置くと撮影が困難なので、小さめの望遠鏡を二階室内へ設置しました。物干しや窓枠などの障害物は多かったけれど、何とか視界を確保。低空に薄雲が飛び交い、13°西方には上弦前の月が輝く悪条件ながら、撮影することができました。なお左上画像は半分以上薄雲で覆われて色斑も酷く、フラット化する前の原画は直視に堪えないような状態です。

低空でも新星は明るく、モニターですぐ見えました。宵空でこれだけ低空を捜索しているほうもすごいですね。位置が分かっているものを探すのとは訳が違います。恐れ入りました。

2024年の台風13号が発生2024/09/11


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気象庁によると、10日3時から台風になるかも知れないと告知されていた熱帯低気圧が同日21時に台風13号「バビンカ/BEBINCA」になりました。直前の台風12号発生から5日と6時間後の発生、12号消滅から3日と12時間後の発生になります。

左は13号発生時である10日21:00の気象衛星ひまわり画像(画像元:RAMMB/画像処理・地図等は筆者)。夜のため赤外バンドによる白黒画像です。赤点線円は台風中心の直径1000km円。またオレンジ点線円は10日9時から台風になるかも知れないと告知されている熱帯低気圧で、こちらも台風になる可能性があります。不思議なのはこの熱帯低気圧の中心が付近の雲の中心から著しく離れていること。風の中心と言うことなのでしょうが、一見すると渦のような流れが見えません。

台風13号は現在グアム島から北西に離れつつあって、このまま北上しつつ週末から来週頭に南西諸島へ接近通過する予報です。暴風域を伴ってかなり強まると予想されてますからお気をつけください。

【追記】熱帯低気圧のほうは本日9時に台風になる可能性が無くなったとして、台風情報から削除されたようです。でも引き続き熱帯低気圧に変わりはありません。

今日の太陽2024/09/11

20240911太陽
昨宵は晴れ間があったものの、夜になると雲だらけになりました。今日未明には快晴になったようですが疲れていたので起きませんでした。朝からも快晴。時々雲が湧きます。今夜はどうでしょうか?

20240911太陽リム
左は10時ごろの太陽。目立つ黒点のある活動領域13814が中央子午線を越しました。相変わらず左半球の供給なし。(左側やや下のプラージュのところに小さな黒点群がありますが…。)プロミネンスはびっくりするほど少なくなりました。