しんしんと冷える月夜2022/01/20

20220120_19851月
昨夜から今朝にかけても良い月夜でした。真夜中の時点で氷点下、ほぼ無風で湿度が高めだったことからシーイングも安定しています。

左は日付をまたいで撮影した月。太陽黄経差は約198.51°、撮影高度は約68.4°、月齢は16.86。もう随分欠けてきました。欠け際で目立つ主なクレーターはエンディミオン、メッサラ、ラングレヌス、ペタヴィウス、フルネリウス、ブサンゴあたりでしょうか。南極付近はもう影が多くなってしまいましたね。

危難の海も日が傾いてきました。明日明け方はオニール橋がいい具合に見えそうです。反対側のオリエンタレ・ベイスンが目立ってきました。遠目にもここだけえぐれていることが分かります。前夜よりも東の海が広く見えていました。

20220120シリウス
隣家の樹木に少しかかりつつありましたが、シーイング判断のシリウスも撮影(右画像)。シリウスBは前夜と同程度または若干甘い像でした。時々良くなりますが、大気の安定さにムラッ気が多いように感じました。長尺の動画(と言っても数分間ですが)だと、一瞬のシーイングが最高だとしても頻繁に崩れたら全体として甘くなってしまいます。眼視観察のように最高の一瞬だけ数珠つなぎに記憶されるような撮影方法は無いものでしょうかね?

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