天の川を漂うSWAN彗星2025/10/18

20251017_SWAN彗星(C/2025 R2)
昨夕から今朝にかけて薄雲付きの晴れ。来週にかけても天気が思わしくないため、久しぶりにSWAN彗星(C/2025 R2)を探すことにしました。(我が家からは方角的に宵のLemmon彗星が見えません…。)

彗星はずいぶん高くなり、航海薄暮終了を待ってからでも導入に間に合います。へび座(尾)に位置し、ちょうど天の川のほとりをプカプカ。お馴染みM16・M17に近かったので、一緒に撮影できないかと135mm+APS-Cで撮ってみました(左画像)。光害たっぷりの街中撮影だから光害カットフィルターのみで星雲をしっかり出そうとすると彗星が流れてしまいますが、露出が浅過ぎてもノイジーになるので15分間。東向きに伸びる尾が写っています(※PAは80°くらい)。

本日18日宵のSWAN彗星はM16のすぐ東に輝きます。そして二日後の20日3時ごろ地球に最接近したあと急速に暗くなるでしょう。どうぞお見逃しありませんように。

20251017土星
続いて南中前の土星を観察。シーイングはかなり悪く、なぜか風も強まってきたものの、13日の撮影よりずっと良像になりました。ぼちぼち惑星観察には辛い大気になってきましたよ。

環そのものは衝の頃より少し暗くなったけれど見えなくなるほどではありません。13日は微かに分かった環の耳はほとんど消えました。当然カッシニの間隙は確認できません。いっぽう左脇の下、環に投影された本体の影ははっきりしてきました。環の傾斜が極小を迎えるまで残り40日を切っています。シーイングや天気を考えるともう見ごろを迎えてると言っていいのでぜひ望遠鏡を向けてください。

20251018木星
日付をまたぎ、今度は東に高くなってきた木星に望遠鏡を向けました。ちょうど大赤斑が正面にあって良いタイミングでしたが、シーイングは土星よりも乱れ、散々な像を連発してしまいました。それでも20分オーバーのデローテーションをかけるとスタックエラーが目立たなくなり、それなりに見られる画像になってくれました。左上は北西の背後を通過しているイオです。

【紹介】
13日にも宵空のLemmon彗星画像を提供頂いた秋田の星友NKさんから昨宵に鳥海山でとらえた二彗星画像を頂きました。良いですねぇ、どちらもこれぞ彗星って姿で見惚れます。Lemmon彗星は200mm+APS-Cの画角をはみ出る尾だそうです。イオンテイルのコブやくびれも見えています。SWAN彗星のほうにはこの記事冒頭画像の背景の星が大きく写っていますので、尾がどれくらい伸びているのか正確に測ることができそうです。

  • 20251017NK_Lemmon彗星(C/2025 A6)

    A.17日宵のLemmon彗星
    (C/2025 A6)
  • 20251017NK_SWAN彗星(C/2025 R2)

    B.17日宵のSWAN彗星(C/2025 R2)



2025年の台風24号が発生2025/10/18


20251018-0300jst_台風24号
気象庁によると、17日3時から台風になるかも知れないと告知されていた熱帯低気圧が、本日3時に台風24号「フンシェン/FENGSHEN」になりました。直前の台風23号発生から9日と12時間後の発生、23号消滅から3日後の発生になります。

左画像は24号発生時の気象衛星ひまわり画像(画像元:CIRA/画像処理・地図等は筆者)。赤点線円は各台風中心の直径1000km円。夜間のため近赤外バンドの画像です。

気象庁の予報円によればこの後の台風は南北に蛇行しつつフィリピンを通過、ベトナムに向かうようです。今年も大陸南海岸への接近上陸が多いですね。24号を入れると8つでしょうか。被害と復興のサイクルが破綻しそうで心配です。

今日の太陽2025/10/18

20251018太陽
昨夜から今朝は湿気が多く、明け方までずっと白っぽい空。時々薄雲が通過し、薄明時は雲に覆われてしまいました。雲越しの細い月が印象的。朝からは晴れ間が戻ったものの、午後は風が強まりました。

20251018太陽リム
左は9:50ごろの太陽。昨日右端に見えたプロミネンスは無くなっちゃいましたね。左下には明るいプラージュと黒点を有する活動領域14256。更に奥には14257も登場しました。相変わらずMクラスフレアが頻発し、活発な太陽面を見せています。